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2017-11

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ポートビラのホームステイ先で考える、カバとは何ぞや。

6/13 バヌアツ/ポート・ヴァト →(乗合トラック)→ クレイグコーブ  →(エアバヌアツ)→ ポートビラ ポートビラ泊


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清々しい朝、ゲストハウスのお子様とお犬様と朝食をいただく

早くもアンブリム島を発つ日。昼前に村を出るので、それまで引き続き村を散策。やはりいかにも南国でラブリーな村だった。


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海の方に出てみると、誰かがボートで村に上陸しようとするところ。時代が時代ならここで村人対侵入者の仁義なきバトルが始まり、首を狩ってor人肉を食らって、、とかなりそうだが(事実隣のマレクラ島ではほんの50年前まで食人儀式が残っていたらしい)、
穏やかな方達だったので大丈夫でしょう。


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別の村からきたそうだが、同じ島でも言語が5つぐらいあって意思疎通ができないとのこと。といってもこの島の面積は約680平米で淡路島より少し大きいぐらい、人口に至っては7,000人ちょっと。これで全く別の言語が5つもあるのが日本人感覚ではアリエナイのだ。
そんな彼らの共通語はソロモン諸島と同じくピジン英語。これに合わせて公用語が英語とフランス語なのだから、4言語を話すのがフツーということになる。やはり英語だけでもあっぷあっぷでバイリンガルも怪しい我々とはまるっきり事情が違うのだ。まあ沖縄弁とか津軽弁は日本語に入るのか入らないのか、って問題は置いといて。。

そういえばここバヌアツやソロモン、パプアなどのメラネシアエリアとトンガ、サモア、タヒチなどのポリネシアエリアとの最も大きな違いは、メラネシアでは同じ島でもいくつもの言語に分かれているため共通語が必要なのに対しポリネシアでは同じ島どころかエリア全体似たような言語が話されていること、と聞いたことがある。
マイナー言語マニアはこの辺の島のウィキペディアページを見ただけでおなかいっぱいになることでしょう。

あとバヌアツでは共通語代わりに砂に絵を描く砂絵も有名だそうな。


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昨日のカババーは日中ブタさんのたまり場になっている模様


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書かれている年号が100年以上前。ここで亡くなった宣教師か誰かか?


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村をひとまわりして宿に戻ると、オーナーのタッソ氏が「ココナッツジュース飲む-?」とかいって実をとってきてくれた。
ほんと絵に描いたような南の島でございます。


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島に来たとき商店で見た謎のトーテムポール。タムタムというそうで宿でも作っていたので土産に売ってもらう
夜になると火山のマグマめがけて目からビームを発するそうです(嘘)


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自分のバックパックとブタが隣り合わせで荷台に置かれるシュールな図

行きと同じく荷台に地元民満載のトラックに乗って空港へ。
途中の村ではつける意味があるのかないのかよく分からない柵が入口にあり、村人に外してもらう。


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空港に着いたのが2時間前。でももちろんチェックインなんて一瞬で終わってしまうし、田舎の無人駅みたいな規模なので時間を持て余してしまう。

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一応チェックインカウンター。搭乗券は手書き。。

タッソ氏と別れを惜しんでいると、「あ、これポートビラの知り合いに届けてくれる?空港に来てるから」と謎の段ボール箱を渡されるまさかの展開。
これが東南アジアなりアフリカなりだったらダメ!ゼッタイ!な展開なのだけど、慣れていそうな口ぶりだったしどうせバヌアツだからいっかー、とすんなり受け取る。脳みそも完全に南の島モードになっているのだ。


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行きと同じく20人乗りの小型機で、島を脱出。短いながらも濃厚な島での思い出に浸っていると、
「左を見ろ、火山だぞお」とパイロットの肉声アナウンス。


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おお、昨日あそこにいたのね。。
てかこんな小型機でみんな片方に寄って大丈夫なのか??


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行きと同じく同じアンブリム島のウレイ空港に寄り、パーマ島空港にも、、と思った所で空港に近づいて着陸態勢になったのになぜか急上昇。もう一度着陸しようとして、、やはり急上昇。気流の関係かなんなのか、結局着陸を諦めてポートビラに向かってしまった。そのせいで30分以上早くポートビラ着。


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ドサッと預け荷物が置かれ「はい持ってってー」

そんなわけで送迎もタッソ氏の知り合いも見つからない。
到着予定時刻になってやっと「あ、荷物ありがとー」とその知り合いがやってくる。予想したとおり、結局人の荷物を預かってダメ!ゼッタイ!な事態にならず一安心。
ほどなくして送迎ドライバーも到着。本日はこのドライバー宅にホームステイするオプショナルツアーを入れているが、その前に軽ーい市内観光。


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とりあえず定番の観光地(らしい)フレンチの丘


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だが景色はビミョー。。
ただ「ちっちゃい街ですけど離島から来たら大都会ですよ」と初めて来たときいわれたが大いに納得


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独立広場。まさかここでサッカーとかラグビーの公式戦やるつもりでは。。


そのあと中央市場へ。
こんな時間に行ってやってんの?と思ったが、やはりホニアラほどの活気はないものの、

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南太平洋特有のなんとか芋エリアもしっかり見学でき

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それなりに満足。
あと刑務所も車窓から見学。他に見るとこないのか?この街。。

一旦ホテル兼サウスパシフィックツアーズのオフィスに戻って預かっていただいた荷物を受け取り、ホームステイ先に向かう。なんでもドライバーさんがアンブリム島出身とのことで、お宅に向かう前から歓迎モードプンプンだった。

お宅はおそらくポートビラではデカイ部類に入るだろうと思われる立派なお家で、奥様やらご両親やらが出迎えてくれ、ハワイとかタヒチでよく見る花の首飾りをかけてもらい大恐縮。みんなでバヌアツ伝統料理を作ろう!というステキなプログラムが入っており、首飾りをかけたままいきなりさあ作るベ!ということになった。


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なんとか芋をすり下ろし、


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お父様(なぜかフランス代表ユニ)のご指導ご鞭撻の元バナナの葉で包む


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ドライバーさんはココナッツ専用すり下ろし機(?)にまたがって作業


調理が一段落した所で、さてカババー(ナカマル)に行きますか、、ということになった。この旅最後のカババーなので気合いを入れねばならぬ。
そういえば嗜好品ではあるがアルコールは勿論入っておらず、含まれるのは興奮作用というより鎮静作用なので運転しても別に問題ないらしい。

バヌアツだけで200軒以上あるといわれるカババー。ドライバーさんお気に入りの店へ。
「カウンターが2つあるけどなぜだか分かる?」とドライバーさん。なんでも片方はアンブリム産のカバ、もう片方が別の島のカバを出しているとのことだった。

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アンブリム産カバカウンター

そうか、異常にポートビラにカババーが多い理由はそこだったのか!
世界各地の首都と同じく、ポートビラにも田舎から移住してきた人々が多く住んでいる。彼らが故郷のカバを恋しがるから、それぞれの島のカバを出すカババーがあるのだ。
島の数だけカバがある。東京に各県の地酒だけを扱う居酒屋が乱立する様を想像すれば分かりやすい(のか?)。


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別の島のカバを出す隣のカウンター

このドライバーさんにアンブリム島出身だからここによく来るの?と聞くといや、味がいいからとのこと。ほらアンブリムのカバは美味いって分かるだろう、って分かんねーよw 相変わらず糞まぢーよww
けれどよく馴染んだ故郷の味だからよく来てしまうのだろう。外国人には知ったこっちゃないけど。


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田舎のカババーはほぼ女人禁制だけどここはOKなのだろか?


でも彼によると、外国人は外国人なりの飲み方があるらしい。日本人はいろんなバーに行きたがるけどフレンチの奴らはお気に入りを決めて同じ店ばっか行ってる、オージー達はそもそも行かない、などなど。


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カババーにあるキリスト教の祠的なもの。我々でいう神棚みたいなもんか

彼が言う「アンブリム産の上質な」カバをしこたま味わった後、そういえば近くにオバマ・カババーなるものがあるよ、とのことで行ってみることになった。

といっても全然オバマ臭がしないが、、

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サイクロンの被害に遭うまで天井近くの空いたスペースにオバマの写真があったそうだ。


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サイクロンの被害について語るオバマ・カババーの女将

じゃあトランプ・カババーもつくらないといけませんね、と言うとそれもちゃんと存在しているらしい。んもうカババー最高。

飲むだけでなくテイクアウトもできる、ってことで大きいペットボトルにしこたまカバを入れてホームステイ先に帰宅。そのままホストファミリーとカバ宴会が始まる。


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皆様満面の笑みw

飲み干した後は、みんなして植え込みにカバを吐く。いい大人が自宅で「ウエェェェ」「カー、ぺっ」と吐きまくっている様は壮観であった。

カバは嗜好品だけではなく、医薬品として、また祭礼の儀式としても昔から使われてきたとのこと。カバなくしてバヌアツなし、カバこそバヌアツ文化そのものなのじゃ!と、程良くラリった頭で考える。この旅でお世話になった数々のバヌアツ人の恩に報いるには日本初のカババーを立ち上げるしかない。かつてゲテモノ扱いされたパクチーが今やブームになったように、カバも必ず日本で流行ってエスニックレストランにカバ飲み放題プランができたり、カルディーでインスタントカバなんかが売られたりすることであろう。知らんけど。


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あ、自分もお手伝いしたバヌアツ伝統料理ラップラップもそれなりのお味。カバのお口直しにはピッタリ
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関西の某外大を卒業して日本社会の荒波へ、しかしまだまだ旅中毒末期患者。モラトリアム期間をなんとかして延長したい。。。

 

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