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2017-10

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ガダルカナル島戦跡めぐり&B級スタジアムdeサッカー観戦。

6/9 ソロモン諸島/ホニアラ →(ミニバス)→ ビル →(ミニバス)→ ボネギ →(逆ヒッチハイク)→ ホニアラ ホニアラ泊

本日の旅行記の前に、前日の宿でのお話。

5月に観に行ったアウクスブルクでのドルトムント戦で着用した香川ユニ(ドイツ出発前に慌ててアメ横で買った2300円のパチモンw)を着て共用スペースでグダグダしていると、「お、ドルトムント!」と白人男が話しかけてくる。
アウクスブルクではドルトサポ、アウクスブルクサポ問わず皆様方に絡まれてtakumi人生史上最高のチヤホヤを受けたものの、まさかソロモン諸島で反応されるとは思わなかったのでいろいろ話してみるとなんとこの男ずばりドルトムント出身の筋金入りサポ。まじかよ。

そのうち彼の連れ2人も会話に入り、3人とも強烈なサッカー馬鹿であることが判明。1人はブンデス2部のカイザースラウテルンサポ、もう1人も同じく2部のブラウンシュバイクサポで、5月には来日して10試合ぐらいJリーグの試合を観たとのこと。しかも北は仙台から南は鳥栖まで(しかも鳥栖の試合はちょうどレディースデーだったそうで、スタジアムを埋めるピンクユニに衝撃を受けたそうな)。まじかよまじかよ。

もちろん日本以外の国でもサッカー観戦経験豊富で、特にカイザースラウテルンサポの彼はtakumiも行こうと予定している(というかソロモン旅のメインイベントとしてわざわざ旅程をぶつけたw)明日のW杯予選、ソロモン諸島vsパプアニューギニア戦でめでたく201カ国目の観戦とのこと。まじかよまじかよまじかよ。

ドイツが超サッカー先進国でドイツ人はだいたいサッカー馬鹿というのはこの前の月の渡航で改めて感じたけど、ここまでの変態がいるとは。自分もそこそこ変態だと思っていたがこれは上には果てしない上がいるのね。。
ちなみに日本サッカーについて聞くとまあレベルはまだまだね、とサッカー先進国民から叱咤激励をいただく。けれどスタジアムの清潔さには感動したようだ。ブラウンシュバイクサポの彼はカラーリングとスタジアムの小ささに共通点を見いだし柏レイソルに親近感を感じた模様。
というわけで、スタジアムでの再会を誓って一旦別れる。


試合は午後からなので、まずは観光。前にも描いたけどソロモン諸島の日本人来訪理由はほとんどが慰霊・戦跡めぐりのためで、今回もどこかしら戦跡を訪れようと思っていた。ツアーは高いので自力で行ける所を探した結果(この時点でちょっと不謹慎かもしれない。。)、ガダルカナル島西部のビル村にある戦争博物館と輸送艦鬼怒川丸が見られるボネギビーチに行くことにする。


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今日もとにかく明るいソロモン人が多数声をかけてくれる。今まで来た国で一番ビーサン率高い気がする。。



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宿からホニアラ中心部への間にある墓地



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読めなくてもとりあえず新聞を買ってみるのが最近のマイブーム。ソロモンのは英語で書かれているのでちゃんと読める



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ホニアラ中心部にも慰霊碑が


ホニアラ市内中心部を走ミニバスはビル村へ行かないようなので、まず西外れのリバー地区へ。その後、島西部のエリアをつなぐミニバスに乗り換える。
毎度おなじみになったビートルナッツやらの屋台がずらっと並んでいるが、ここでも陽気なソロモン人に包囲される。


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やーやっぱ人当たりが良くて英語が通じる国ってスバラシイ!


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中に入れさせてくれた屋台ではなぜかオウムを飼っていた


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本日の日本車特集


1時間ほど待ってミニバスが発車。ビル村はそこそこ有名なようで、着いたらまわりの乗客が声をかけてくれるという。
隣のオッサンがやはりめちゃくちゃフレンドリーで、話の半分以上は「ソロモン人かわいいっしょ?一発どうよ?」「オラに日本人女を紹介してくれえええ」な内容だった。

新聞を広げると、ちょうど今日の試合の記事。エースが出場停止か何かで出られず、トトリ(NZのクラブ在籍時にCWCで来日した大ベテラン、ソロモンの選手これしか知らないw)が出るだろう、とのことだった。

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選手が皆同じ顔に見える。。

下ネタオヤジにワールドカップ出れんの?と聞くと出るよ、との答え。まじかよ、オセアニアなんてせっかく島どうしの戦いをくぐり抜けてもNZにフルボッコにされ、さらにプレーオフで中南米にフルボッコにされる悲惨なエリアなのに。。
あとコンフェデ杯の記事もあったが、そこはさすがにNZを応援しているようだった。

ビル村には約30分で到着。下車したのは自分だけだったが、乗客が口々に博物館への道を教えてくれる。

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こんな気持ちの良い道を歩いて10分で戦争博物館へ。一応管理室っぽい小屋と100ソロモンドル(約1500円)との表示があったが誰もいなかったので、とりあえず中に入ってみる。


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小屋の中には大戦時の写真が数々


ジャングルの中に日米の兵器が置かれていた。すぐに管理人らしいオバチャンがやって来て説明してくれる。入場料高いな、と思ったがこのガイド料込みのようだ。

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そこらへんにいる主婦のオバチャンのような出で立ちだが兵器にめちゃくちゃ詳しく、充実した説明をしてくれる。といっても自分のヒアリングがヘッポコな上専門用語が混じるのでどっちの国の何という兵器かぐらいしか聞き取れないけど。
彼女のお父さんがあちこちに散らばった戦闘機やら戦車やらを集めてこの博物館を開き、受け継いでいるようだ。ジャングルの中に兵器が置かれているといっても放置プレイされている感じではなく、ちゃんと管理してくれているのがありがたい。

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おそらく博物館最大の目玉、アメリカのグラマン戦闘機


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オバチャンが翼を折りたたんで見せてくれた


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ジャングルと一体化したラピュタ的風景になっているのもあったが、ここまで大量に兵器を見たのは初めてで、しかもこんなザ・平和な島で自分の国が戦争をしていたという現実が信じられず、なんともいえない感情になる。最後までしっかりガイドをしてくれたオバチャンに丁重にお礼を言って博物館を出た。


幹線道路に戻ると暇そうな村人がワラワラ集まっており、彼らの助けで次に来たホニアラ行きミニバスに乗る。戻る途中にボネギビーチがあるのだ。
このミニバス内の隣の現地人もサッカーを観に行くと言っていた。

ボネギビーチでは今度は25ソロモンドル(約400円)を払い、沈没した鬼怒川丸を見に行く。といってもこっちはガイドは付かない。代わりにビーチでボーッとしているチャラそうな若者が撮影料とか言ってきた気がするけどシカトする。


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やはり美しい海と無残に沈没した鬼怒川丸とのコントラストとのギャップがどうも現実離れしているようで、チャラい若者と同じくしばしボーッと眺める。20分ぐらいボーッとしたあと、再度幹線道路へ。


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本日の日本車特集その2。停車中ずっと「左へ曲がります、ご注意ください。。」の音声が流れていた

ビル村からのミニバスもすぐ乗れたんだし今回も余裕でしょ、と思っていた。しかししかしここは事情が違う。ボネギビーチはガダルカナル島のなかではそこそこな観光地(?)かもしれないがそれでも今いる旅行者は自分以外皆無で、まわりには村もない。ゆえに停まってくれるミニバスも手助けする人もいないのだ。ただただ満車であっけなく通過するミニバスを見送るばかり。。


5台ほどのミニバスを見送り、ヤケクソでやってみたヒッチも全くつかまらずうろたえる。腹も減ったし暑いし、いやでもかつてここに来た日本兵はこの100000000万倍も辛い思いをしたんだろうなー・・・。いや感傷に浸るのは良いのだけどそろそろソロモン旅のメインイベント、サッカー観戦に間に合わなくなっちまう!
さらにヤケクソになってホニアラ方向へ歩いてると、一度追い越したトラックが目の前で止まってくれる。車内にはなぜか白人熟年夫婦が乗っており、「荷台でいいならホニアラまで乗ってけよ」。ここまで来てまさかの大逆転逆ヒッチですか!神ですか!

荷台には現地人とダイビング器具が乗っており、オージー経営のダイビングショップの車と聞いて納得。そして荷台の気持ちの良いこと。南太平洋に来たこの2日間ですでに20回ぐらい荷台に現地人満載のトラックを見かけたが、やっぱ南太平洋に一番ふさわしい交通手段だよな、と改めて思う。


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川で洗車中。どうもソロモン人は洗車好きなようで、宿の近くでも毎朝見かけた



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本日の日本車特集その3


下ろしてくれたダイビングショップから今回の試合会場「ローソン・タマ・スタジアム」へは若干距離があり、昼飯を食う暇もなく急いで向かう。
このスタジアム名、ついに日本企業が海外のネーミングライツ獲得か?と勝手に盛り上がっていたのだがあのローソンは100%関係なく人名由来ということだった。

試合開始10分前に着くとなかなかの盛り上がり。


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、、、で、あのドイツ人たちがいるらしいメインスタンドはなんと売り切れ!そうなるとあとはバックスタンド&ゴール裏なのだが。。

一度ようつべで見たところここのバックスタンドがすさまじい光景だったのだ。もうその場所に行くしかないのか?
とりあえずチケットの買い方が分からないのでまわりの行動を観察し、チケット売りっぽいオッサンに5ソロモンドル握らせて購入。なんか安いしチケットが質の悪いコピーみたいだし大丈夫か?と思っていると、自分の前に買っていた奴らがことごとく入口で追い返されている、、、

「???!!!」


偽チケットかよ!なんでこんな試合に!!
海外サッカー観戦だいたい20ヵ国目にして、初めて偽チケットをつかまされた瞬間。被害金額75円。。 儲かんのかコレで・・・?


ちゃんとチケットを買おうとすると、ゴール裏の柵の向こうの職員?に20ソロモンドル(約300円)を握らせ→柵からビミョーに(10歩ぐらい)離れたチケットの山から職員が取ってきて→購入者に渡す、というやたらめんどくさいプロセスを経ないといけなかった。道理で偽チケット売りも出るわな。

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正規チケット。偽チケットと質が変わらない。。

さてさっき述べたすさまじいバックスタンドがこれ。

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崖を切り開いて人を詰め込んだこの感じ、仮にもこの国最大のスタジアムというのになんというB級感!
というかようつべ見たときには気づかなかったがゴール裏もすごいぞ!大人も子供も寝そべって広告看板の隙間から見てるぞ!



IMG_8560.jpg
しかもトイレの屋根まで満席だぞ!
他にも木の上とか、登れる所ならどこでも登っているようだった。


ざっと試合を観てみたがプレーも応援もレベルは想像通りのお察し状態だったが、まあとにかくファンの混雑と熱気だけはすごいので前半はなかなか落ち着いて見られず。さすがに寝転んでまで見たくはなかったので、ゴール裏の離れた所しか見るしかなかった。

後半はなんとかしてあのエキセントリックなバックスタンドに行きたくなり、反対側のゴール裏から再入場。チケットは回収されたが腕にスタンプを押してもらい、それを見せると再入場おkだった。
ついでに国旗やユニが欲しかったがグッズショップなどあるはずがないので、メインスタンド近くでミニ国旗をやたら持っているオッサンを見つけ柵越しに5ソロモンドルで売ってもらった。

バックスタンドの中腹(スタジアムに中腹って言葉使わないよな普通)までなんとか登り切り、そこからの眺めがコチラ。


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うーんやっぱり漂うB級感!でもオーシャンビューなのはスバラシイ!
想像よりもファンが絡んでこず、皆応援に熱心なのも逆にいい感じ。やっぱり応援のレベルはお察しだけど。。(チャントなどは勿論なく、とりあえずチャンスが来たらウーとかアーとかやるあの感じ)

で、試合内容はというと前半のうちに2点先制したソロモン諸島に対し後半にPNGが追いつく。なぜかPNGサポも多いようで同点時はそこそこの盛り上がりを見せていた。
そして残り5分のところでついにソロモン諸島が勝ち越し!


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暴動を起こすにはうってつけのスタだけど、劇的な形で勝ってヨカッタヨカッタ。市船とか青森山田あたりなら勝てそうなレベルだけど。次の次からはこんなのでも本大会出れるのか。。
結局ほぼソロモンサポと絡みがなかったが(勝ち越し時に動画撮ってたら近くのファンに「国旗持ってんならちゃんと振れ!」と笑われたぐらい)、帰る途中で珍しくゲーフラ、というかプラカードを持っている一団を発見したので写真を撮ってもらう。


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寂しい選手インタビュー


この試合がW杯予選のどのステージなのかちゃんと調べていなかったのだが、この次が予選決勝にあたるかなり重要なステージだったようで次の週のアウェーPNG戦でもソロモン諸島勝利、そして9月にラスボスNZと戦ってオセアニア1位を決めるそうだ。ああ、ここでフルボッコにされるのね。。


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この国は数少ない台湾の味方なのでやたら国旗を見かける


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夕食!ソロモンビール「SolBrew」とやたら安かったツナ缶、ビスケット
ビールは普通の商店では売っておらず、リカーショップでないと見つからなかった。商店はほとんど中国人経営で、どこも現地人店員や客を見下ろすように一段高い所に座っていたのがやな感じ。


宿でやっとドイツ人と合流、前日に引き続き超ディープな変態サッカートークを楽しむ。次バヌアツに行くといったら「あーじゃあその日は○●スタジアムで▲▽戦があるから見るといいよ」と即答してくれた。どこまで変態なんや。。
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関西の某外大を卒業して日本社会の荒波へ、しかしまだまだ旅中毒末期患者。モラトリアム期間をなんとかして延長したい。。。

 

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