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世界のお金特集!韓国編。
なんとなーく集めてきた訪問国の紙幣や硬貨がいつの間にかどっさりたまってきたので、ちょこっとずつご開帳していきながらコメントを加えていく新コーナー、はじめます。
結構力が入りそうなコーナーなのでいつ「めんどくせー、やっぱやーめた」ってなるか分かんないけど。
なぜ紙幣や貨幣を集めだしたか自分でもよく分からないけど、よく考えてみると自分の国のお金を触ったことの無い人なんてほとんどいないわけで、現地人を最も密接に感じられるツールなんですよね。さらに絵柄からその国の文化や価値観を知れるという側面もある。実は土産に一番適しているものじゃないかと思っているわけです。
・・・とエラソーなこと言ってみたけど、結局はちゃんとした土産を買おうとすると土産屋に行かなきゃいけないし、でもこういう買い物ってめんどくさいし、それにひきかえお金はたいした費用もかからないしかさばらないし、っていうネガティブな理由が一番だったりするw
実は世界各国のお金についてくわしく紹介している日本語サイトはそう多くない気がする。というわけでこのコーナーでは各国の紙幣や貨幣の絵柄などを説明しつつ、部外者であるtakumiが勝手に寸評していく的スタイルを取っていく所存です。
順番は自分の訪問国順、てことでトップバッターは韓国。
<通貨名>ウォン Won
<通貨コード>KRW
<レート>1000ウォン=約100円(2014年8月現在)
<紙幣>
表

上:1000ウォン紙幣(絵柄:退渓李滉の肖像・成均館と梅)
中:5000ウォン紙幣(絵柄:栗谷李珥の肖像・烏竹軒と竹)
下:10000ウォン紙幣(絵柄:世宗大王の肖像・龍飛御天歌と日月五峰図)
裏

上:1000ウォン紙幣(絵柄:鄭敾の『渓上静居図』)
中:5000ウォン紙幣(絵柄:申師任堂の『草虫図』)
下:10000ウォン紙幣(絵柄:天象列次分野之図と天球儀・天体望遠鏡)
※他に50000ウォン紙幣もあり
見たことある人も多いであろう韓国ウォン札。1000ウォン紙幣と5000ウォン紙幣はいきなりマイナー歴史人物のお出ましですが、両者とも李氏朝鮮時代の儒学者。韓国、というか朝鮮民族の宗教といえば、仏教やキリスト教もあるけどまずは儒教だしね。ちなみに退渓李滉はソウル市内の通りの名に、は海軍の駆逐艦の名にもなっているそうな。背景にある成均館と烏竹軒は、それぞれ李氏朝鮮時代の最高教育機関と栗谷李珥の生家。
10000ウォン紙幣の世宗大王は高校の世界史で見た方もいるでしょう。李氏朝鮮の第4代国王にして、李朝一の名君と呼ばれた偉大な人物。ハングルを制定したことでも知られる。ソウル市内の通りや新都市の名や駆逐艦、南極基地、新都市の名、小惑星の名前やテコンドーの型にもなっており、とりあえず重要なものは世宗の名をつけとけばいいや的風潮を感じるw
1000ウォン、5000ウォン紙幣の裏面の絵柄はどちらもやっぱり李氏朝鮮時代の画家の作品。5000ウォンのほうの作品の作者、申師任堂は栗谷李珥の母で、つまり紙幣の表裏で親子のコラボが実現。申師任堂は50000ウォンの肖像にもなっている。
10000ウォン紙幣裏側にある天文系機器も、李氏朝鮮の世宗による発明品。とはいってもこれらは紀元前のギリシャや中国でとっくに発明されていたらしく、それを紙幣に入れるところにウリジナル精神が感じられる。、、、というか単なる世宗の偉業として入れただけだと思うけど。
とにかく李氏朝鮮関連が目立つ紙幣の絵柄。約500年続いたこの時代がは政治も安定し、文化も花開いた朝鮮民族の黄金時代なのかもしれない。日本が進出してきたのはこの王朝の末期。
ちなみに昔の紙幣の絵柄は李承晩の肖像ばっかだったみたいで、独裁チックさを感じる。現職の大統領が載ってる紙幣って現在はあるのかなあ。。
<硬貨>
表

左から:
旧10ウォン硬貨(上)(絵柄:多宝塔)
新10ウォン硬貨(下)(絵柄:多宝塔)
50ウォン硬貨(絵柄:稲穂)
旧100ウォン硬貨(上)(絵柄:李舜臣)
新100ウォン硬貨(下)(絵柄:李舜臣)
500ウォン硬貨(絵柄:鶴)
裏

左から:
旧10ウォン硬貨(上)(絵柄なし)
新10ウォン硬貨(下)(絵柄なし)
50ウォン硬貨(絵柄なし)
旧100ウォン硬貨(上)(絵柄なし)
新100ウォン硬貨(下)(絵柄なし)
500ウォン硬貨(絵柄なし)
※他に1ウォン硬貨、5ウォン硬貨も一応あり
まず同じ額面の硬貨にもいくつか種類があり、旅行中にも新旧10ウォンと100ウォンをそれぞれゲッツ。旧10ウォンは黄銅製で、素材価値が高くなったため2006年で製造ストップしたらしい。現在の硬貨のほとんどの種類は80年代に製造が開始されたが、見るからに時代を感じるこの旧100ウォンは70年代に開始されたとのこと。
多宝塔と、李氏朝鮮時代の将軍李舜臣については特に説明不要なはず。日本だけ出なくて韓国も稲穂も鶴を特別視してるのね。ちなみに単位が細かすぎてほぼ流通していないという1ウォン硬貨の絵柄は国花ムクゲ、5ウォン硬貨のは亀甲船。
なお硬貨表のハングルは額面を、裏面のハングルは「韓国銀行」とあらわされているとのこと。
以上、李氏朝鮮推しをビシビシ感じる韓国のお金まとめでした。
結構力が入りそうなコーナーなのでいつ「めんどくせー、やっぱやーめた」ってなるか分かんないけど。
なぜ紙幣や貨幣を集めだしたか自分でもよく分からないけど、よく考えてみると自分の国のお金を触ったことの無い人なんてほとんどいないわけで、現地人を最も密接に感じられるツールなんですよね。さらに絵柄からその国の文化や価値観を知れるという側面もある。実は土産に一番適しているものじゃないかと思っているわけです。
・・・とエラソーなこと言ってみたけど、結局はちゃんとした土産を買おうとすると土産屋に行かなきゃいけないし、でもこういう買い物ってめんどくさいし、それにひきかえお金はたいした費用もかからないしかさばらないし、っていうネガティブな理由が一番だったりするw
実は世界各国のお金についてくわしく紹介している日本語サイトはそう多くない気がする。というわけでこのコーナーでは各国の紙幣や貨幣の絵柄などを説明しつつ、部外者であるtakumiが勝手に寸評していく的スタイルを取っていく所存です。
順番は自分の訪問国順、てことでトップバッターは韓国。
<通貨名>ウォン Won
<通貨コード>KRW
<レート>1000ウォン=約100円(2014年8月現在)
<紙幣>
表

上:1000ウォン紙幣(絵柄:退渓李滉の肖像・成均館と梅)
中:5000ウォン紙幣(絵柄:栗谷李珥の肖像・烏竹軒と竹)
下:10000ウォン紙幣(絵柄:世宗大王の肖像・龍飛御天歌と日月五峰図)
裏

上:1000ウォン紙幣(絵柄:鄭敾の『渓上静居図』)
中:5000ウォン紙幣(絵柄:申師任堂の『草虫図』)
下:10000ウォン紙幣(絵柄:天象列次分野之図と天球儀・天体望遠鏡)
※他に50000ウォン紙幣もあり
見たことある人も多いであろう韓国ウォン札。1000ウォン紙幣と5000ウォン紙幣はいきなりマイナー歴史人物のお出ましですが、両者とも李氏朝鮮時代の儒学者。韓国、というか朝鮮民族の宗教といえば、仏教やキリスト教もあるけどまずは儒教だしね。ちなみに退渓李滉はソウル市内の通りの名に、は海軍の駆逐艦の名にもなっているそうな。背景にある成均館と烏竹軒は、それぞれ李氏朝鮮時代の最高教育機関と栗谷李珥の生家。
10000ウォン紙幣の世宗大王は高校の世界史で見た方もいるでしょう。李氏朝鮮の第4代国王にして、李朝一の名君と呼ばれた偉大な人物。ハングルを制定したことでも知られる。ソウル市内の通りや新都市の名や駆逐艦、南極基地、新都市の名、小惑星の名前やテコンドーの型にもなっており、とりあえず重要なものは世宗の名をつけとけばいいや的風潮を感じるw
1000ウォン、5000ウォン紙幣の裏面の絵柄はどちらもやっぱり李氏朝鮮時代の画家の作品。5000ウォンのほうの作品の作者、申師任堂は栗谷李珥の母で、つまり紙幣の表裏で親子のコラボが実現。申師任堂は50000ウォンの肖像にもなっている。
10000ウォン紙幣裏側にある天文系機器も、李氏朝鮮の世宗による発明品。とはいってもこれらは紀元前のギリシャや中国でとっくに発明されていたらしく、それを紙幣に入れるところにウリジナル精神が感じられる。、、、というか単なる世宗の偉業として入れただけだと思うけど。
とにかく李氏朝鮮関連が目立つ紙幣の絵柄。約500年続いたこの時代がは政治も安定し、文化も花開いた朝鮮民族の黄金時代なのかもしれない。日本が進出してきたのはこの王朝の末期。
ちなみに昔の紙幣の絵柄は李承晩の肖像ばっかだったみたいで、独裁チックさを感じる。現職の大統領が載ってる紙幣って現在はあるのかなあ。。
<硬貨>
表

左から:
旧10ウォン硬貨(上)(絵柄:多宝塔)
新10ウォン硬貨(下)(絵柄:多宝塔)
50ウォン硬貨(絵柄:稲穂)
旧100ウォン硬貨(上)(絵柄:李舜臣)
新100ウォン硬貨(下)(絵柄:李舜臣)
500ウォン硬貨(絵柄:鶴)
裏

左から:
旧10ウォン硬貨(上)(絵柄なし)
新10ウォン硬貨(下)(絵柄なし)
50ウォン硬貨(絵柄なし)
旧100ウォン硬貨(上)(絵柄なし)
新100ウォン硬貨(下)(絵柄なし)
500ウォン硬貨(絵柄なし)
※他に1ウォン硬貨、5ウォン硬貨も一応あり
まず同じ額面の硬貨にもいくつか種類があり、旅行中にも新旧10ウォンと100ウォンをそれぞれゲッツ。旧10ウォンは黄銅製で、素材価値が高くなったため2006年で製造ストップしたらしい。現在の硬貨のほとんどの種類は80年代に製造が開始されたが、見るからに時代を感じるこの旧100ウォンは70年代に開始されたとのこと。
多宝塔と、李氏朝鮮時代の将軍李舜臣については特に説明不要なはず。日本だけ出なくて韓国も稲穂も鶴を特別視してるのね。ちなみに単位が細かすぎてほぼ流通していないという1ウォン硬貨の絵柄は国花ムクゲ、5ウォン硬貨のは亀甲船。
なお硬貨表のハングルは額面を、裏面のハングルは「韓国銀行」とあらわされているとのこと。
以上、李氏朝鮮推しをビシビシ感じる韓国のお金まとめでした。
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