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2017-06

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引き続きアフガンの田舎滞在。

9/17 アフガニスタン/バルパンジャ →(徒歩)→ タジキスタン/ホーローグ ホーローグ泊


コスパがよろしくない25ドルの宿に泊まり、アフガン2日目兼最終日を迎える。

客室は2階だった。お世辞にもきれいとはいえないボットン便所が外にあったので朝ションを済ませ、ふと1階の大客室を見るとおっさんやじーさんアフガン人が十数人集結していた。もちろん皆さん伝統アフガン服着用。この空間だけ別の世界のような感じがしてビビるw


皆さん陽気で感じのいい方々だったのでちょっと談笑。と言っても英語が話せる人はひとりもいないのでお互いジェスチャーとニコニコしかできない。
「今からどこ行くの(と言ってるように聞こえた)?ファイザーバード??」とおっさんAが言ってきたので「いやいや」と言いつつニコニコしてると、横のおっさんBが首を切られるまねをしてきた。ファイザーバードはここバダフシャン州の州都。やっぱりここから州都に行くだけでも十分危ないんだなー。8月にこのルートを通ろうとした外国人が殺害されたことを後で知った。


昨日買ったアフガン服を着て(一式1000円ぐらい)、あの前時代的バザールへ向かう。昨日も十分人の感じがよかったけど、服のせいか今日は昨日よりずっと声をかけられる気がするぞ。



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シブいじーさんたちに混じれて感無量ッス



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日本車天国




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日本ブランドを強調するために無理やり漢字っぽい文字を書いたと思われるw




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アフガンっぽい広告。識字率が低いから絵柄が多いのかな?西アフリカと同じ


ところがやはりいいことばかり起こるわけではない。バザールをふらふらしていると、警察署の前でなぜか警官に拘束されてしまった。

実は昨日も警官に捕らえられ、パスポートのコピーが必要だと言ってきた。この国は旅行するのにパーミットが必要だったり必要じゃなかったりと聞いていたけどシカトしていたので、そのせいかもしれない。とにかくそのときはその辺のコピー屋でコピーをとって事なきを得た。コピー代100アフガニ(約170円)自費で払わされたのが腹立ったけど。

しかし今回またしても拘束。警察署に連れて行かれパスポートを取られ、外に座らされるけど、何が原因かさっぱりわからない。拘束した警官に「何か問題あるの?」と聞いてもはっきりしないことをモゴモゴ言うだけ。じゃあ、と言ってパスポートを取り返そうとしても拒否。どうなってんのこれ。あーそういえばこの国統治組織の汚職がすごいって聞いたことあるなー。でもこんなド田舎の警察でもやらしいことやるのか?

警察署で1時間弱待たされた挙句(ちょうど道路をペンキで塗装する作業をやっていて臭いで気持ち悪くなった。。。)、今度はなぜか病院へ。理由を聞いてもやっぱりあいまいなことしか言わない。ところがそこへ偶然現れたのが、驚くことに昨日のゲイ疑惑の化学教師。なんという偶然、というか田舎すぎて人間関係が狭いだけかw


そのゲイ疑惑に通訳してもらうと、やっぱりまたパスポートコピーがいるとのこと。昨日払ったやーん、といっても融通が利かない。時間が惜しいのでさっさとコピーを渡してやっと解放。これでそのゲイ疑惑に助けてもらう形になったけど、何度も何度も「何を怖がってるの?何を怖がってるの??」としつこく聞いてくるので素直に感謝する気になれなかった。何も怖がってねえって、ただ限られた滞在時間をこのクソ警察に奪われたのが悔しいだけだって。


彼はまたガイドを申し出てきたが丁重に断り、歩いて村の先にある集落を目指すことにした。とにかくこの頭悪いダメポリスから遠くに離れたかった。一般人はいい人ばかりなのに、、、やっぱアフガン旅は順風満帆とはいかないなあ。


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店に貼ってあった、北部同盟の英雄マスードさんの写真




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クソな警察と違って兵士は超フレンドリー




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やっぱり雰囲気は完全にタジキスタン側のそれと同じ。そしてバルパンジャ村と比べると保守的なためか、やっぱりちょっと人の愛想が消えた気がする。国境に入ってすぐに同じことを感じたのもこれが理由だったのかも。



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またバルパンジャ村のバザールへ戻る。そういえばバザールはいつもうじゃうじゃ人がいるのに女の人の姿がまったく見えない。これまでイランとかイラク、パキスタン、モーリタニアといったガチガチイスラム国に行ってきたけどこんなに女の人が目立たない国はなかった。一回だけすれ違ったけど、目すら出していない完全覆面状態だったのでゾーッとしてしまった。


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ナン屋さん。焼きたて一枚10アフガニ(約17円)!
アフガンナンはほかのスタン系のナンと違って薄っぺらい。インドのやつに似ている。




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黄色い袋は塩。国旗と地図を前面に出してアフガン産をアピール



いつの間にかやっぱり後ろに野次馬ガキンチョがずらずらくっついてくる。で、やっぱりカメラを向けると嫌そうな顔をして逃げていく。


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土産になるものを探してみたけど、観光地とは程遠いド田舎なので国旗とかすら見つからない。なんとか雑貨屋(といってもバザールの店はほぼ全部雑貨屋、というか何でも屋。靴と果物が同じスペースで売られてたりw)で国旗シールを見つけ、これを購入。すると心優しい店員さん、「スイカあるから店上がりな」とかいっていきなりスイカをまるまるプレゼントしてくれた。店でスイカを食らう東洋人という構図がよほど激レアなようで、一気に店の前に野次馬ギャラリーが集まってしまった。おれアイドル状態。いいじゃん楽しくなってきたじゃん。



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しかし今日の夕方までに国境を越えてタジキスタンに戻らなければならないため、もう時間がない。楽しすぎたバザールに別れを告げ、昼ごはんを食べるため一旦宿に戻る。宿にはなんと日本人のバックパッカーの方がいらっしゃった。アフガンの、しかもこんなド田舎にやってくる旅行者なんてよっぽどの物好きでヘンジンばかりのはず。あ、自分も人のこと言えないかw そんなわけでディープな旅トークで盛り上がる。

この方は50ドルでアフガンビザ即日発給だったとのこと。おれ同じ条件で100ドルも払ったのに。。。 国境にしろ警察にしろそしてビザにしろ、ほんと全てにおいてテキトーだわこの国。


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アフガンメシはタジキスタンのよりずっとまともな気がしたよん


見事な田園風景を見ながら国境へ向かうと、なんか村人が集まっており音楽が聞こえてくる。タジキスタンで2回も経験したためこれが何かすぐわかった。なんとまた結婚式に遭遇してしまったYO。おれどれだけ日ごろの行いがいいんだかw


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近づいていくと当たり前のようにご飯をくれた(が、当然お酒ナシ)。そして当たり前のように「寄ってけ寄ってけ」と言ってくれたが、これから出国する予定なので泣く泣くお断り。今週末にタジキスタンの首都ドゥシャンベ発のフライトがあるのであまり余裕がないのだ。無理をすればもう一日か二日ぐらいアフガンに滞在できるけど、またコレラ大流行とかでいきなり国境を閉鎖されたらたまらんので出国できるときにしておきたかった。少し前コレラでアフガン国境が閉鎖されていろいろ情報収集をしていたとき、アフガン側に閉じ込められてしまったイギリス人旅行者がツイッターで嘆きまくっていたのを思い出す。こんな事態になると絶望というしかないよな。


国境はタジク時間の16時にクローズ。その10分前に何とか間に合った。



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アフガン最後の一枚



国境の見張りの兵士は堂々と昼寝していた。ほんと大丈夫かよこんな国境で。。。

イミグレの役人はちゃんと起きていたので、パスポートを渡してまたアラビア文字がクネクネ書かれた怪しいスタンプを押してもらう。今度は賄賂請求もなく問題なく出国完了。


そしてつり橋を渡り、タジキスタンに再入国。こっちもアフガン側ほどではないけどやっぱりユルユルなままだった。裏を返せば平和な国境ってことだからこれでいいのか。このユルユル具合がいつまでも続きますように。



さてたった2日間のアフガニスタン滞在。当たり前のことだけど、危険とかリアル北斗の拳状態とかそんなイメージが付きまとう国でも、あきらめずに探し続けていればどこかに安全に旅できる道がある、ということを得たのが大きい収穫。そしてやっぱり当たり前のことだけど、情報がほとんどない状態で現地人も外国人慣れしていない地域に行ってみると感動の度合いもものすごく大きい。今回のアフガン旅がまさにそんな感じだった。人に教えてあげたいような、でも穴場にしておきたいような。いや、人に教えても実際に行く人はほとんどいないかw

バックパッカー天国だった面影がいまやまったく消え失せてしまったアフガニスタン。国境近くに少しだけ滞在しただけとはいえ、実際に足を踏み入れ、それだけではなくアフガン文化にどっぷりつかることができて大満足としか言いようがありませぬ。スタン系のトリを飾るのにふさわしい国はここしかないでしょう。ありきたりな言葉だけど、一刻も早く全土に平穏が訪れ、深夜特急時代のようにフツーに旅できるようになるのを願わずにはいられません。
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関西の某外大を卒業して日本社会の荒波へ、しかしまだまだ旅中毒末期患者。モラトリアム期間をなんとかして延長したい。。。

 

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