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2017-06

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奇想天外な近未来首都、アスタナ散策。

8/16 カザフスタン/アスタナ アスタナ泊


前日の記事でも述べたとおり、アスタナは97年に遷都した新首都で、奇抜な建造物があちこちにあるそうな。というわけでさっそく新市街地区を散策してみることに。


カウチサーフィンのホスト宅から真っ先に見えたのがこの白亜の巨大モスク、ハズレット・スルタンモスク。


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中央アジア最大のモスクは、去年行ったトルクメニスタンの「魂のモスク」(変態大統領ニヤゾフ一族が眠るモスク)と聞いたことあるけど、ここもなかなかのデカさ。しかもガイド付きでなければ中に入れない魂のモスクと違ってコチラは無料開放。いよっ太っ腹!


といっても、ここカザフスタンは他の中央アジア諸国と同じくモロに世俗国家で、当たり前のように国民は酒を飲み散らかしている。このモスクでも真面目に礼拝している人は少なく、観光客か暇つぶしに来たような人ばかり。どちらかというと権力の象徴の意味でつくられたような気がするぞ。


モスクの近くにあるのは、これもトルクメニスタンの独立記念塔を髣髴とさせる立派な塔。正確にはエリモニュメントというらしい。



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さらに塔の後ろには謎の施設が2つも




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出ました!終身大統領ナザルバエフ様ですね。ニヤゾフほど露出度が高くなく、目立った露出はこれ位




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その前にはやっぱりトルクメで見た気がするやたら広い道路。

このあたりは本当にトルクメの首都アシガバート郊外とそっくりだった。ただ違うのは、あちらは全く生活感がなくほとんど人を見かけなかったけど、ここはそれなりに生活感が見られること。この近くにも犬の散歩をしている人がいたりしたし、このやたら広い道路もまあまあ交通量があった。もちろん大統領の肖像画や金ピカ像とかのトンデモ系なものは見かけない。




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このピラミッドも謎。。。




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やたらでかい国旗をつけた船。

他にも車とか家とかいろんなとこで国旗を見かけ、さらに国旗がデカデカと描かれた服を着た人も多い。日本で日の丸ドーンと描かれた服着てたら、「右翼???」ってなるよねw


さらに新市街の中心部、官庁街地区へと入っていく。



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前日の記事でも登場したバイテレク、カザフ人観光客で大賑わい。せっかくなので上ってみませう



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うーんこの街が奇想天外新首都ってことがよく分かる



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さっきのヘンな塔から大統領宮殿、バイテレクまでを直線としてシンメトリーな街並み



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バイテレクのてっぺんになんと大統領の手形、ここまで来ると宗教ですか。しかも大人気ww




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バイテレク1階にはミニ水族館。やはりこの国は金の使い方が違う



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今日のお昼はクウルダック、カザフ風肉じゃが。内臓が入るらしいがこれは入ってなかったような。うまかったからいいけど


この物見遊山の観光客を寄せ付けないような壮大な街並みとは対照的に、やっぱり人は親切。しかも言葉が分からなくてもノリと勢いで何とかなる。言葉が理解できない時点ではい終わり、こちらが言わんとすることを全く理解しようとしないどこかの人口過密国家とは大違い。

しかしそれは一般国民に限ってのことで、どうも役人は旧ソ連的不合理なやり方を引き継いでいるらしい。滞在登録をしに移民局へ行ったところ(そもそも滞在登録ってシステムが意味不明なんだけど)、出てきたのはロシア語とカザフ語しか話せない役人。英語を話す女性と電話を介してやり取りするが、「ロシア語の通訳をつれてまた来なさい」とか言ってくる。バーロー、なんでそんなめんどくさいことしなきゃいけないんじゃい。
結局1時間以上むちゃくちゃなコミュニケーションをしたのち、やっと滞在登録の準備が完了した。それにしても首都の移民局の役人が英語話せないって。。。



気を取り直して巨大スーパー訪問。やっぱ時間が空いたときはスーパー訪問に限るよねw


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なぜかチョウザメ



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生ビールサーバーもw ここスーパー店内ですよw




そして目に付くのはやっぱり巨大ショッピングモール。このあたりを歩くと、半径300m以内に4つもショッピングモールがあることに気づくw



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ハーン・シャティリー・エンターテイメントセンターとかいう謎のテント状建造物



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将来の形?はやくこうなれるようにがんばるんば☆



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遊園地によくある絶叫マシーン(イスがものすごい速さで上下するやつ)





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朝見たやつとは別の、巨大黄金モスク



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セルティックがここに来るとのこと。ここの少し南の街が本拠のシャフテール・カラガンダとのCLプレーオフ

去年バルサにCLで勝ったスコットランドの名門とサッカー後進国カザフスタンのよう分からんクラブ、何点差つくんかいねと思っていると、なんとシャフテールが2-0で大金星を挙げたよう。結局その後セルティック本拠での第2戦で逆転されてカザフスタン初のCL出場とはならなかったようです。シャフテールがバイエルンやバルサ相手にフルボッコされるのを見たかったなあw



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無駄すぎる三連続巨大スクリーン



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このお方が終身大統領ナザルバエフ。日本の会社の偉いさんにいそうな顔



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バイテレクの夜景



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この白い壁は通称"House of Ministries"、つまり省庁の集合体らしい



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ラスボスの居城みたいなこの建物が大統領宮殿


カザフスタンが資源(クロム採掘量世界2位、ウラン3位、銀7位など)とデカイ国土を武器に発展しまくっていると言うのは前から聞いてたけど、これは予想をはるかに上回る発展っぷり。この都市だけ見れば、アジアの中でもかなり上位の発展度なのでは。
100年前貨幣経済すら知らず、30年前市場経済すら知らなかった国民がこんな近未来都市を作り上げてしまった。オイルマネーってコワイ。


この状況を現地人はどう思っているのか?せっかくカウチサーフィンしているので、ホストを質問攻めしてみた。今回のホストはAさん、20代後半男性のカザフ人。公務員でその中でも結構いいポストについているようで、部屋はかなり広い。英語はネイティブ並みなので自分のペーペーの英語力ではリスニングに相当苦労したw

Aさんはアルマティ出身、でもアルマティと違いアスタナは発展の伸びしろがあるからこちらに移ったとのこと。確かにアスタナは街のすぐ外は草原が広がっていて、絶賛都市拡大中。なんでも世界で2番目にクレーンが稼動している都市だそうな(一位はドバイ)。

そしてアスタナのレイアウト、つまりどこにどの建物を建てるかを全て決めたのがナザルバエフ大統領。アスタナ遷都、そしてその発展は全てナザルバエフあってのことなのね。さらにこの街の設計には黒川紀章が大きくかかわっていた。


そのナザルバエフのことはどう思っているのか?意外にもAさんの答えは「彼は大統領失格だ」とのことだった。

「カザフスタンは豊かな国だから国民全てが豊かになるべきだ。でも今は一握りの人間だけが裕福になっているだけ。大統領は経済格差を縮めようとする気がない」

「ナザルバエフは何年大統領をしてるんだ(※独立以来23年間ずっと大統領の地位にある)?これは完全に独裁者だ」


Aさんはアメリカにいたことがあるようで、だからこそカザフスタンの現状は国際社会では非常識と知っているのだろう。それにしても公務員の口から大統領批判が出るとは。自分たちだけでなく国民全てが裕福になるべきだ、と言う言葉にはAさんの人柄の良さが出ている気がする。

もちろん大統領マンセーな国民も多数いるようで、現に前日バスの中で話しかけてきた英語ペラペラの自称ミュージシャンは、「我々が豊かなのは、資源があるのと大統領が"right politic"をしているからだ」と言っていたし、直近の大統領選挙では得票率95%で当選していた(ほんまかいな?)。そして「独立国家カザフの創始者」として終身大統領になっている。こうなると、去年トルクメニスタンでも考えた「自由か、それとも豊かさか」という至極めんどくさい問題が浮かんでくる。


この国についてもう一つ興味深いことがあった。この日Aさん宅に友人が来ていたが、どちらもカザフ人どうしなのにロシア語で会話していた。ロシア語で教育を受けてきたからロシア語で話すのは当然でしょ、とのこと。端から見たらなんかヘンだけどなあ。。。


とにかく今日はこの国のヘンな面が多数見れて、大収穫でござんした。
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コメント

確かに…

商社の資源関係の友達がよくカザフに行っているようですが、ほんとに国のためになる事業って意外とないみたいですね…
たとえ首都が発展しても、それは地方を搾取したから実現したことであるんですよね…
「中央アジアをしるための○○章」では、分類的にトルクメニスタンとカザフスタンが同じ分類に入れられていました(独裁者が仕切っていて、官主導で経済が回されているため)
カザフスタンは奥が深そうですね!

Re: 確かに…

> KenOさん

返信遅れて申し訳ありません!
やはり中央が地方を置いてけぼりにしてどんどん発展して行ってるというのは事実のようですね。カウチサーフィンのホストも、「カザフスタンは国民全員が豊かになれるのに。。」と嘆いていました。
なるほど、そう考えるとやはりカザフスタンとトルクメニスタンは似た様な国に見られてるんですね。ただ聞いた話ですが、カザフスタンの大統領のほうが「頭がいい」ため、そんなに露出しているわけではないということでしたがw 街を歩いてても、アシガバートのような大統領金ピカ像とか肖像画はほとんどありませんでしたよ。

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関西の某外大を卒業して日本社会の荒波へ、しかしまだまだ旅中毒末期患者。モラトリアム期間をなんとかして延長したい。。。

 

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