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2017-10

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中国とウイグル文化の程よいカオス具合、カシュガル。

9/13, 14 中国/カシュガル カシュガル泊


初めて訪れた中国の都市、カシュガル。「初めて」が北京や上海でもなくこんな中国最果ての都市ってのがtakumiらしいと思いませぬか。
新疆ウイグル自治区の「中国化」が進んでいるといわれてるけど、さすが古代からのシルクロード交易都市。ここではまだウイグル人が多数派、ウイグル文化もしっかり根付いているように感じられました。けど着々と進みつつある中国化の気配も感じられたり感じられなかったり。


そんなカシュガルの街の街角スナップ。



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宿は旧市街のど真ん中にある。宿を出ると雰囲気たっぷりの路地

現在旧市街全体で絶賛工事中。そこらじゅうで道路を掘りかえしているのでホコリくさいこと極まりない。やっぱり中央政府はどんどんこの街を作り変えようとしているようだ。。。




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やはり中国を旅する上でこの方に挨拶しないといけないでしょう。毛沢東同志に敬礼!

毛沢東像が残っている都市は中国でも少なくなったけど、新疆ウイグル自治区には結構残っているらしい。その狙いは。。。?



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人民うようよバスターミナル

中国のバスターミナルは旅人にとって評判が悪い。まず人民の波をかき分けて窓口に行かねばならないし、その窓口ではほとんど英語通じない。理由が不明のまま「メイヨー」(チケットないよー)と言われたりする。

次の目的地ホータン行きチケットを買おうとせっかく1時間ほど待ったにもかかわらず、やっぱり「メイヨー」攻撃を受ける。
そのあと「ミェンティエンライ(明天来?)」と言われたような気がしたので明日になったら買えると思ったけど、結局めんどくさいのもあってホータン行きは取りやめに。カシュガルの居心地が思いのほかよかったし、ホータンにはマトモな宿がないらしいし。


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英語通用度がワンツースリー以下の世界なのでメシの注文も必死です。相変わらず中華メシ激ウマだけど




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ここが計5泊した宿、「新疆喀什老城青年旅舎」。ユースホステル加盟

旧市街のど真ん中でドミ40元、wifiフリー、キッチン付き。英語もちゃんと通じます。ユースホステルはどの都市にも一つはあるはず。中国を旅する節約派にはおすすめっス。伝統的中国安宿は汚い、ネット通じない、英語通じない、と中央アジアの旧ソ連系安宿と似通ったところがある気がする。

この宿とにかく西洋人が朝から晩までベラベラしゃべくっている。中央アジアでも西洋人いっぱい見たけど、こんなに西洋人同士で固まってガヤガヤやっている光景は初めて見ました。おそらく街歩きで大いにたまったフラストレーションをここで発散しているのだと予想。英語が話せない中国人とコミュニケーションするとき、日本人はまだ「筆談」というアドバンテージがあるけど西洋人はなすすべがない。ストレスたまるのも当然でしょう。。。

もちろん一番多いゲストは西洋人でも日本人でもなく中国人。日本人も6人ぐらい泊まってたので、

「ゲストの中国人と何かあっても仲間がいるからなんとかなるだろう、よし」

と意気込んでいたけど、その心配はありませんでした。中国人が喧嘩吹っかけてくるどころか普通に優しく接してくれる。メロンおごってもらったし。
彼らだけでなく、スタッフ(彼らもウイグル人ではなく中国人)もニコニコ接してくれた。やっぱり「反日?何それおいしいの」状態。

街を歩いてもウイグル人が多数派なので全く反日の気配はナシ。同じ中国内で大規模反日デモが起こったり日本人が暴行されたり、ってニュースを聞いたけど、全く別の国のように思えた。このカシュガルが一番(唯一?)の安全地帯なのかな?




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LED広告が流れるタクシーと傘つき電動バイク、中国でしか見られない光景の豪華コラボww

初めて訪れる中国の都市なので新しい発見ばかりで目からウロコどばどば状態。
特に電動バイクって。街を走るバイクの9割が電動。あんなにエコとは程遠いイメージの中国にこんなに電動バイクがあるなんてね。しかも傘つきってww

やっぱこの国めちゃくちゃ奥が深いぞ。




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スイカの切り売り一個1元、これもこの旅で初めて見た。気軽に食べれてよろしいです



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パクリ国家の真髄を見たぜよ!その2
五菱自動車って。。。



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アホくさいスローガンで満ち溢れる地下街




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これどっかで見たことある。。。って思ったら、始まる前からグダグダだったあの北京五輪のマスコットみたい。
ちなみにこれ体育館の前においてある。



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お、ウイグル名物大盤鶏ですね。知り合いにオススメされてぜひ食べてみたかった。

この料理、大皿にドンと出てくるので何人かでワイワイつついて食べるのが食べやすい。今回は同じ宿の日本人2人と、偶然知り合った日本語ペラペラのパキスタン人と食べました。パキスタン人いい人だった。これからのパキスタン旅に期待が持てますな。



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これはおなじみラグマン。どの食堂にもこれと串焼き肉ぐらいはある




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酒のついでに買った、辛すぎてものすごい量の化学調味料が入っていると予想されるつまみ
辛すぎて「酒」が「鬼」のように飲めるから付けられたネーミングだと推測w



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怖いくらいシュールレアリズムな歯医者の看板。これウイグル名物らしい




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この羊のキャラよく見たけどなんなんでしょう。中国お得意のパクリキャラでもなさそうだし




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ウイグル人、あまり旅行者に興味なさそうだったけど、こっちががんばってウイグル語で絡むとちゃんと相手してくれます。たぶん見た目では日本人も中国人に見えるからだと思ふ。中国人観光客は絶対ウイグル語使わないだろうし。





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旧市街は旅心をそそる路地だらけで、



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そんな路地に小さいイスラム寺院が残ってたりするけど



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見づらいけど、これが今のカシュガルを一番よくあらわしている光景だと思う。
左には中国式高層ビル街、右は崩れそうなウイグル伝統家屋。たぶん10年後か5年後か、いや2年後には、この右側のエリアもすべて高層ビル街に飲み込まれてしまうかもしれない。旧市街を歩いていて、補修工事をしていないエリアを見つけるほうが難しかったぐらいだし。
確かにウイグル人伝統家屋は今にも崩れそうで危ないものも多い。でもウイグル人にとって、その家に住み続けるのと、クソつまらない中国式街並みに旧市街が壊されるのとどっちがいいのだろう?

ただの通りすがりの旅行者から見ると、彫りが深く立派なイスラム髭を生やしているウイグル人オヤジやベールをかぶったウイグル女性が、漢字だらけの高層ビル街の中を歩いたり電動バイクに乗ったりしているのはすごく不自然で、なにか窮屈そうにも見える気がするけど。。。



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イスラム聖者の墓、ホージャ廟



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カシュガルどころか中国最大のイスラム寺院、エイティガール寺院


どちらもここの物価とは不釣合いな入場料を取って、完全に観光地化していた。もともとウイグル人にとって神聖な場所だったはず。
派手な服を着てペチャクチャしゃべりまくったり写真を撮りまくったりする人民観光客を、ウイグル人礼拝者が複雑な顔で見ていたのが印象的だった。


ウイグルを旅する上でどうしても考えてしまう中国人とウイグル人の摩擦の問題。
takumiは、直接彼らが衝突している場面を見ることはなかったので、このブログでその問題を深く取り上げることはありません。でも中国がこの地を支配するときに多くのウイグル人が虐殺され、その後ウイグル自治区で核実験が実施され多くの住民が被爆したのに政府はそのことに全く触れなかったことは多くの人が知る必要があると思う。

ただ「あれっ?」と思うことが一度だけあった。市バスに乗っていたときのこと。カシュガルの市バスはアナウンスと共に案内が字幕で流れる。当然中国語は右から左へ流れるけど、ウイグル語も同じく右から左へ流れていたのだ。
賢明な読者の方はピンときたでしょう。ウイグル語はアラビア文字(あのミミズの足跡みたいなやつ)で表記される。アラビア文字は右から左、つまり中国語とは逆に読む。と言うことはこの字幕、ウイグル語は逆に読まなければならなくなる。イランの地下鉄ではペルシャ語が左から流れたあと、ちゃんと英語が右から左へ流れていた。
これは中国政府のウイグル語軽視が原因と見るのは考えすぎかなあ。。。


takumiの少しあとでウイグルの地に入った旅仲間の2piecesさんは強烈な体験をされ、この問題について大きく取り上げておられます。興味ある方はぜひご覧下され。



まーでも結局、このカシュガルという街はtakumiの好きな街ランキングで急浮上。ベスト3には入るかなあ。それほど好きな街になりました。
ウイグル旧市街に思ったよりずっと感Doooooooしたのもあるけど、中華文化に初めて接した新鮮さが予想以上に大きかった。漢字だらけの通りとか、商品を見ているだけで楽しい商店とか、パクリ製品とかw やっぱり自分にとって初めての中国都市ってのが大きかったか。中国文化とウイグル文化のほどよいカオス具合が最高って言うべきか。
だからもしカシュガルが「純・ウイグル都市」だったらここまでの感動はなかったでしょう。さっき書いたことと矛盾している気がするけど。


なんて書いてるけど、やっぱ一旅行者としてはこれ以上中国化が進むのはやめていただきたいと願うのであります。
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コメント

カシュガルにも、開発の手が?

 こんにちは、ラパヌイです。また、コメントさせて下さい。 
 ここカシュガルには、16年前に行った事があります。シルクロードの雰囲気を彷彿とさせてくれる、とてもいい街だったのを覚えています。
 ですが、こんな辺境の街にも、中国政府の開発の手が伸びてきているのですか?何だか、だいぶ雰囲気が変わってしまうかも知れないですね。出来れば、今までのまま、置いといて欲しいような気がします。

Re: カシュガルにも、開発の手が?

> ラパヌイさん

こんにちは。コメントありがとうございます。
16年前というと、僕がまだ小学校に入る前です(笑)今とは全然違った雰囲気だったんでしょうね。。。
ああいう政府ですから、これからもどんどん開発を進めていくでしょう。観光地になりそうな場所はうまいこと残しておくと思いますが、旧市街はこれからだいぶ雰囲気が変わっていくかと。惜しいことですね。。。

ウイグルもいってみたいですね、都市化する前に。
ただこの都市化を中国の侵略みたいな言い方するのは地元の人がいってたんですか?
私も90年後半、まだ観光化も都市化もされてないとき 中国東北と桂林いってきましたが、ふるぼけさの情緒があってよかったです。
ちょっとした川渡るのに人力船のってとか、あぁ中国だなぁっていう風情があった。
その代わり貧しかった。
チンタオの近くに知人が住んでいますが、生活レベルは断然よくなってるとはいいます。
旅をする者とっては情緒が残ってる方がいいですが、住む人は違いますからね。
日本の情緒的住まいがなくなったのと同様にどうしようもない事ですよねぇ。
都市化したらトルキスタンとかいくべきですかね?

Re: タイトルなし

> のらねこさん

返信が遅れてしまい申し訳ありません。
残念ながらウイグル語はしゃべれないわ地元の人の英語しゃべれないわでなかなかウイグル人とコミュニケーションを取れなかったのですが、旅行者の視点から見ると、どうしても侵略というか必要以上に中国化されているように見えてしまうのです(もちろん若干の主観も入ってますが。。)あっちの言い分としては、資源があるのに貧しく後進的な地域だから文明化させてあげるとかそういうことだと思いますが。
伝統文化が残っていて欲しいというのはある意味旅行者のエゴであると思うのでウイグル人が実際どう思っているかは分かりませんが、でもここ最近のウイグル自治区内の動きを見れば、やはりこの傾向と快く思っていない人が多数いると思わざるをえませんね。
カシュガルなどウイグル自治区の各都市がフツーの中国の地方都市になってしまっても、旅行者が行かない田舎はちゃんとウイグルらしさが残っていると思うので(さすがの中国政府も日本の面積の5倍弱もあるウイグル自治区の隅々まで手を伸ばすことは無理でしょうw いやありえるかも?)、そこを探っていくのはどうでしょう?感動も大きいと思いますよ。

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関西の某外大を卒業して日本社会の荒波へ、しかしまだまだ旅中毒末期患者。モラトリアム期間をなんとかして延長したい。。。

 

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