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2017-07

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ポートモレスビーちょこっと観光、そしてガ島上陸作戦。

6/8 パプアニューギニア/ポートモレスビー →(ニューギニア航空)→ ソロモン諸島/ホニアラ ホニアラ泊

前の記事でも書いたとおり、パプアニューギニアへの所要時間は想像したよりずっと短い。せっかく横になれたのにそれほどぐっすり眠れないまま、夜明け前のポートモレスビーに到着。

乗り継ぎ時間は6時間ほどだが、躊躇なくトランジットカウンターではなくイミグレへと向かう。入国しちゃいましょうぜPNG!
無料アライバルビザが取れるというのはリサーチ済みで、全く問題なくイミグレでビザシールが発行され入国。ちなみにPNGというのはDAIGOの専売特許的な略称だけど、国民もふつーに使っているちゃんとした名称のようだ。

とりあえずツーリストインフォでタクシー紹介してもらってチャーターするベ、と考えていたが朝早いためかクローズしていていきなり予定が狂う。パッカー諸先輩方もいろいろ被害に遭っているらしいなかなか治安が芳しくない街っぽいので公共バスや流しのタクシーは使う気がなかったし、どうしようか。。
成田でホニアラ行きのボーディングパスを出してくれなかったので再チェックインする必要があり、そのついでに聞いてみることにする。

まだ出発まで5時間あったがチェックインは問題なく終わり、いかにもメラネシアンな係員のアフロ姉さんに聞いてみると「ちょっと上司に聞いてみるわ」とすぐ聞きに言ってくれた。「そんなの知らね」と一蹴されてもともとと思っていたのでこの対応にはちょっと感激。というか自分のしょうもないお願い事のせいでカウンターが閉まって罪悪感ハンパない!
結局5分後ぐらいに、ツーリストインフォはどうしても開かないしタクシーも呼べないのごめんなさい。。と申し訳なさそうに言われたけどアフロ姉さんのお気持ちだけで満足でございます。そういえば空港は意外ときれいだしATMは問題なく使えるし、PNGの評価がこの時点でうなぎ登り中!

といってもタクシー手配できない問題はいっこうに解決しないので、おそるおそる空港の外に出ることにする。なんでも国内線へのターミナルへ向かう通路でも襲われたという話も聞いていたので挙動不審気味にビビリまくりながら歩いていると、駐車場入口でいい人っぽいガードマンが見つかった。事情を話すと誠に物わかりがいい方で、じゃー知り合いの運ちゃん紹介したげるよとあっさりタクシーへ連れて行ってくれる。2時間チャーターで言い値150キナ(約3,500円)が交渉するとあっさり120キナになり、インドのサドゥーに似た運ちゃんの助手席へ。
よし、(このサドゥー運ちゃんが強盗に早変わりする可能性がなきにしもあらずだけど)これで最初のミッションを達成できる。。

行き先は完全に運ちゃん任せにしたのだが、とりあえずまずは市内中心にあたる海岸部へ行ってみましょか、、と片言の英語で言ってくれる。
なかなかネタになりそうな光景が続くものの依然ビビりまくっていたせいでカメラが構えられず、結局PNG最初の写真は出発して約20分走って停まってくれた丘の上。トグバヒルという場所のようで、運ちゃんお任せモードで真っ先に連れて行ってくれたってことはそこそこなビューポイントなのだろか。

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この20分の移動でのポートモレスビー第一印象は「平地全然ねーし丘の間に市街地がへばりついてる感じだし、よくこんなとこ首都にしたよな。。」みたいなものだったけど、この景色を見てやっぱりと納得。
というかそもそもここポートモレスビーから地方都市へ向かう道路が存在せず、都市間移動はほぼ必ず飛行機移動になるのだ。旧日本軍がポートモレスビー攻略のため山脈を切り開いた、ココダトレイルもいまだに登山道として残っており観光客に人気とのこと。そんな陸の孤島の集合体みたいな国だからこそ存在する言語の数が800とも1000ともいわれるカオス状態になってるわけで、、、うーんやっぱポートモレスビーを訪れるだけではモッタイナイ!

この近くでポートモレスビー一般市民な方々と初コンタクト。ビビりまくっているこちらとは対照的に皆様意外とノリがよく、PNGの印象は引き続きグッド。英語もフツーに通じる。

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おねいさんが売っているのはビートルナッツ。南太平洋が誇るこの嗜好品についてはあとでたっぷり解説


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これもザ・南太平洋な光景 こんなヒト満載のトラックをこの日以降何回見たか。。


さらに海の見どころ、エラビーチとコキマーケットに連れて行ってもらう。
エラビーチは何の変哲もないビーチのようでしかも工事中なのか泳げるにはほど遠い醜態をさらしていたが、、

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それでも市民憩いの場のようで、ほっつき歩いていると暇なおにーさん達に包囲されてしまう。

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パプア人はよくこんな風に口の中を赤くしているのを見かけるが、ついにカニバリズムが都市部に進出!油断してると食われちゃうよ!・・・ではもちろんなく、さっき出てきたビートルナッツを噛むと唾液が赤くなるから。このビートルナッツ、またの名はブアイはビンロウというのが一般的な通称で熱帯アジアでも見られ、バングラで無理やり噛まされたような記憶もあるけど、PNGと次に行くソロモン諸島では普及度が他の国の比ではなく、とにかくいつでもどこでも男は皆噛んでいた。エチオピアやジブチにおけるカート(チャット)と似た感じ。
、、、で何が言いたいかというとこんなガタイMAXなにーちゃん達が口を真っ赤にして近づいてくるのがちょっとしたホラー並みに怖いの。しかもそのうちの一人が「撮ったからカネちょーだい」と途上国あるあるなセリフを言ってきたのだからさらに怖さ倍増したのだが、その隣のにーちゃんが「いやオマエそれはやめーや」と止めてくれたおかげで事なきを得る。うーんちょっと油断してたけどやっぱりPNGコワイ!

だが次のコキマーケットは運ちゃんがしっかりついてきて安心して入ることができた。築地的ポジションなのか?朝も早くから魚がずらーっと並びなかなかの賑わい。小規模だけど、建物もそこそこ立派で新しい。


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無駄にアーティスティックなオブジェ


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イカ、ボラ、ブダイなどなど


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ビートルナッツ禁止!


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漁民は水上家屋に住んでいるようだ。アジアなら立派な観光資源だけど、ここはなあ。。

さて、突然ですがパプア名物といえばなんでしょう。
8割方人食い人種と返ってきそうな気がしないでもないが、どうも選挙も有名らしい。不正投票やらワイロやら暴動やらありとあらゆる不正がめくるめく起こり、死者もでるほど過激なのだそうな。そういえば徳之島とか奄美も選挙戦が激しいらしいし、南の島にありがちなのか?
街の中をたった2時間ふらついただけで、すぐその証拠が見つかる。とにかく選挙ポスター、ステッカーの数がハンパない。


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「VOTE」ってなんと露骨な。。 しかも名前が「~ェンコ」とウクライナっぽい


そんなわけで、わずかな間でしかも国立博物館とか国会議事堂とかアドベンチャーパークとか数少ない観光地を全てスルー(朝早いのでまだ開いていなかった)したのになかなか充実したポートモレスビー観光が終了。空港に戻るとタクシーを呼んでくれたガードマンがまだいて、「タクシーよかったべ?おれはいつでもここにいるからまた呼んでけれ」と言ってくれた。

さて、やっとソロモン諸島に向かいませう。
出発ゲートは小さいものの意外と小ぎれいでシャレオツなカフェなんかもあり、またまた予想を裏切られる。


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こんなところに不釣り合い?なシャレオツなカフェ。日本語メニューもあるぜよ



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なんと大戦関係のちょっとしたミュージアムも。もちろん連合国側目線だけど。。


ソロモン諸島のホニアラ行きニューギニア航空は引き続きガラガラで、でも引き続き意外とサービスがしっかりしているのでありがたい。

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ホニアラ上空

2時間のフライトでガダルカナル島上陸、ホニアラ到着。ホニアラ空港はかつてヘンダーソン飛行場と呼ばれ(というか現地人は今もそう呼んでいる)、大戦時にここを巡って日米の激しい戦闘、つまりあのガダルカナルの戦いが繰り広げられたのだった。

ターミナルへ歩いて入って20歩でイミグレカウンターがあり、すぐ後ろで荷物をピックアップし、すぐ後ろがもう出口という誠にシンプル・イズ・ベストな空港を出ると、さっそく目の前に現れたのが

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平和の鐘。
やはりホニアラを訪れる上で戦争のことを外すことはできず、あちこちで日米その他の慰霊碑を目にすることになる。


さて、PNGではやむを得ずタクって奮発してしまったけどここはキケンそうには見えないしパッカーらしく自力で行きましょう。空港から少し歩くと大通りに出て小さな屋台街になっており、そこらへんにいたら市内行きのミニバスが止まるよん、と言われたので待っているとものの数分でハイエースのミニバスが到着。どこで乗っても降りてもおk、お金は客が手渡しで車掌に渡していくスタイル。これはあれだね、スタン系でマルシュルートカ経験があったらすんなり分かるやつだね。

空港でもらったフリーマップと景色を見比べ、宿に近そうな場所で下車。ホニアラの宿「タヌリロイヤルプレインズモーテル」は海沿いの大通りから少し内陸に入った場所にあり、ここからは徒歩で行く。

、、、と、いきなりものすごい雨が降ってくる。うーんさすが南の島!トロピカルゥ!と感慨にひたる暇もなくすぐずぶ濡れになる。と、ちょうど横の家から男の人が飛び出してきて、「うち入んな」と入れてくれた。こうして意外な形で第一島人とのコンタクトが始まる。

入国して30分でいきなり民家にお邪魔することになったのだけど、怪しいガイジンにもとにかく対応がいい。男の人はここの主のようで、すぐ奥さんと子供が「ハロー」「ハロー」と出てくる。心配してタオルまで貸してくれるし、ああこんなに人の第一印象がすばらしい国ってほかにあっただろか。


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子供の一人が通っている学校に日本人ボランティアがいるらしく、「おれ日本語話せるよ、ハイサイ!なんくるないさー!」とか言ってくる。節子、それ日本語っていうか沖縄弁や。沖縄人の先生なのかいな。

雨もやんだので丁重にお礼を言って別れる。この家の裏庭が宿への近道のようで、途中まで子供が案内してくれた。

ところがすぐまた通り雨がやってくる。と、今度は商店の前にいた客が「いいから入んな」とまたまた店の中へ入れてくれる。なんだなんだ、この国は雨に打たれてずぶ濡れになっている人を見たら家に入れなきゃいけないって法律でもあんのか。
商店の客も店主もやっぱりただのいい人だったので、お礼に飲み物を買って出る。ほどなくして宿へ到着。


バックパッカー旅が久々と言うこともあり、なんだかこの時点で3日分の出来事が一気に起こったようなめまぐるしい一日だったけど、疲れているのに異様にテンションが高く少し休んでまた外に出る。といってもこの宿はホニアラ中心部から若干離れており、市内観光は難しいか、、ということで宿と同じ方角、アウステン山にある日本人慰霊碑へ向かう。ここへも宿の近くからミニバスで行ける、というのは調査ずみだった。
どうもミニバスの主要な乗り場や交差点に屋台街があるようで、宿の近くにもあってにぎわっていた。ここはタリセというエリアらしい。

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教会もある。ソロモン諸島は南太平洋の中でも熱心な信者が多いとか


ここからまたハイエースのミニバスに乗ってボーダーと呼ばれるエリアへ。やっぱり謎の屋台街がワッと広がっており、南太平洋おなじみのなんとかイモやビートルナッツがずらりとあったりなぜか上の架線から靴がぶらさげられていたり、なかなかカオス。


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ここから歩いて日本慰霊碑へ向かうが、とにかく明るいソロモン人に途中何度も呼び止められる。安心してください、皆ただのいい人ですよ!(見た目怖いのもいるけど)


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話をしていると、さっきの沖縄人の先生のように「あー、そういやあの村に日本人ボランティアがいて、、」とか「あんたJICA?どこ住んでんの?」と話が続くことが多い。日本人慰霊碑のことももちろん知っていた。日本人はソロモン諸島のことを全く知らないのに、ここでは皆日本を知っているのが嬉しい。激戦地だったのにここまで対日感情が良いとは。。
しかも元イギリス領なのでバリバリ英語が通じるし、カメラを構えるとちゃんとポーズをとってくれる。英語が通じて人が陽気な国って最高だね。

そして、丘のてっぺんの日本人慰霊碑へ。入場料50ソロモンドル(約750円)するが、ここの管理人も人柄が良い方でいろいろ話しかけてくれた。

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一礼して去ろうとすると、その管理人の方が「ジャパン!」と叫んでくる。なんだよいきなりぶっきらぼうに、と思っていると「あーごめん、ジャパンってこの犬の名前なのよ」。

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なんだかどんどんソロモン人が好きになってくるぞ。


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親日なのは人だけではなく車も、ということに気づく。あの伝説のソマリランドほどではないが、日本語表記を消していない車がたびたび見つかるのだ。これはあれだね、ソマリランド滞在中にやった、日本語が書かれたままの中古車どんだけみつかるかな大作戦やるしかないね。


というわけで本日の日本車特集

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このミニバンハイエースは撮ってたら車掌に「写真ノー」と言われてしまった。たまにはこんな人もいるってことで

夕食は宿の近くの屋台街で、ドラム缶でワイルドに焼かれる魚とキャッサバ芋を購入。屋台の人は「マグロ、マグロ」と日本語で言っていたが、どう見てもカツオなのよねー惜しい。
あとはチキンと、とんでもなく着色された真っ赤なソーセージもあった。

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地元ビールもあると聞いていたので飲みたかったが、このあたりでは見つからず結局この超健康的な夕食に相成った。

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やっと長い、そして充実しまくりんぐな一日が終了。
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Author:takumi
関西の某外大を卒業して日本社会の荒波へ、しかしまだまだ旅中毒末期患者。モラトリアム期間をなんとかして延長したい。。。

 

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