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2017-09

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社会人でもアフガンへ!?アフガン9日間モデルコース。

※2015年4月追記:2015年2月より、ホーローグのアフガニスタン領事館にてビザ取得に日本大使館のレターが必要になったとの情報アリ。この通りなら、事実上ホーローグでのアフガンビザ取得は不可となり、観光ビザをまともに取れる大使館・領事館はゼロになります。行かれる方は十分な情報収集を!
※2016年8月追記:と思ってたら今夏知り合いからホーローグでアフガンビザ取得になった、との報告!ただ結局当日発給150ドルのみの選択肢しか与えられず、泣く泣く撤退したそうな(たっけえ。。)。やはり一度は断られたが交渉して面談まで持ち込み、無職なのを隠して会社員と装ったのがよかったのでは?とのこと。今後行かれる方は、嫌われない程度に粘ってみては?


アフガン旅行記と旅行情報をうpしてから半年以上過ぎましたが、まだまだ「アフガニスタン 入国」とか「アフガニスタン ビザ」といったキーワードでこのブログにたどり着かれる方が多くいらっしゃるようです。

takumi自身もアフガン旅行者がどれくらいいるのか興味があるので時々調べてみますが、今年も何件かアフガン旅行ブログが見つかりました。もちろん長期旅行者の方ばかり。


「長期ならいけるかもだけどわし社会人だし!社会人でもアフガン行きたいし!」という方も100万人に1人はいらっしゃるかもしれないので、ご期待にお応えして(なんの期待だw)、超弾丸アフガン9日間モデルプランを作成してみました。100万人に1人のための情報です。ああなんて無駄な記事なんでしょうw



<ルート>
アフガン入国へはビザ取得が絶対条件。しかし現在のところ、アフガン観光ビザを確実に取得できるのはタジキスタンの片田舎ホーローグしかありません。takumiは去年アフガン旅行者の人柱となるべく在日アフガニスタン大使館で挑戦しましたが、あえなく発給拒否。これまで取得できたキルギスのビシュケクやタジキスタンのドゥシャンベの大使館もレター必須になったようで、事実上取得不可。
というわけで、どこから入国するにしてもまずはタジキスタンのホーローグに行かないといけません。もちろん観光ビザにこだわらなければこの限りではありませんが、さらに労力とマネーが必要になるでしょう。

アフガン入国ポイントですが、最近主に旅行者が使っている国境は3つ。ひとつは北部のマザリシャリフとウズベキスタンのテルメズを結ぶルート、もう2つは東部バダフシャン州とタジキスタンとの国境で、シュグナンとホーローグをつなぐルートとイシュコシム国境。
マザリシャリフはアフガンでは5本の指に入る規模の都市で、ロンプラの表紙にもなったほど有名なモスクのハズラト・アリー廟もあるのですが、ビザ取得地点のホーローグから最低でも2日はかかるので却下。ここではホーローグからすぐ行け、takumi自身も抜けたシュグナンの国境を使うことにします。イシュコシム国境はホーローグから3時間ほどでいけるので、こちらを使うのも現実的だけど。

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赤点…ホーローグ・シュグナン国境(ティム-デモガーン国境)
青点…イシュコシム国境
黄点…ドゥシャンベ-クンドゥース間の国境
緑点…テルメズ-マザリシャリフ間の国境



<フライト>
まずはタジキスタンのドゥシャンベまでの航空券を買わないといけません。ドゥシャンベに就航している主なエアラインは、クオリティの低さに定評のある中華系とロシア・旧ソ連系エアライン。ちなみにタジキスタンの航空会社はAsia AirwaysやらEast Airやら名前だけはやたら立派w
ここは最短距離・最低価格でいける中国南方航空を使いましょう。往路はウルムチを水曜と土曜の23:55出発、ドゥシャンベに23:30到着(時間がずれているけど同日着)。復路は木曜と日曜の1:30発、7:10着。スカイスキャナーで調べてみると、最低価格が約4万円でした。
日本からドゥシャンベまで通しで航空券を買おうとすると、復路の乗り継ぎがめちゃくちゃ悪そうなので日本からウルムチまでは別途購入します。てきとーに10月のある日で調べてみると、中国国際航空の北京乗継で往路が羽田発8:30/ウルムチ着17:25、復路がウルムチ発10:10/羽田着21:30で約9万5000円のフライトが見つかりました。往路のウルムチでちょっと時間が空きますが、あちこち見つける民族団結のスローガンとかやたら不自然なウイグルバザールっぽい何かとか、いろいろネタを見つけてみてはどうでしょうか。
もちろん時期によってはどちらももうちょっと安くなるかも。

あとドゥシャンベ空港にはなぜか中東系LCCのフライドバイが乗り入れてますが、値段自体は安いけどドバイ経由ってのがめんどくさいので弾丸旅行で使うのは厳しそう。長期旅行には使えるかもね。



<必要なもの>
もちろんタジキスタンビザ必須。日本で意外と簡単に取れます。なかなかのお値段ですが。取得方法についてはタジキスタン大使館のサイトか、当ブログのこのページをチェック。
注意点としては、ゴルノ・バダフシャン州入域許可証(GBAOパーミット)を同時に取得することとダブルビザで申請すること。シングルだとアフガニスタンからタジキスタンに戻ってこれず、タリバン生息地帯を乗り越えてカブールまで行く羽目になります。
あと女性の方は体を覆うアレ必須でしょう。ガチイスラムなお土地柄なので、これないとめんどくさいことになりそう。



<旅程>
一日目(水or土)
上記のフライトで羽田発、ウルムチ到着。関空発でも似たような時間帯のフライトがあるようです。
ウルムチで再度チェックイン、中国南方航空でドゥシャンベへ。ドゥシャンベの宿は最低2000円ぐらいから。時間的にタクシー利用になるでしょう(値段不明)。がんばったら徒歩1時間半~2時間で中心部まで出れるよ。
あるいは翌朝早いため、体力と環境が許せば空港泊もアリでしょう。


二日目(木or日)
空路でホーローグへ。唯一のフライトを持つタジキスタン航空 Tajik Airのサイトで調べてみたけど、スケジュールや料金は一切出てこず。よっぽどマイナー路線なのかタジキスタン航空のサイト自体がポンコツなのかどっちかでしょう。
というわけでこのフライトについてはこのサイト(英語)が頼りになりそうです。要約すると、6:30にチェックイン開始で7:30発、日によっては11:30発の追加便があるかも、片道100ドル、3~4日前に電話予約だそうです。オンライン予約できねーのかよ、と叫びたいところですが前もって予約を入れられるだけでもありがたいと思うべきなのでしょう。所要45分とのことなので、朝一に出れば9時前にはホーローグに着くことになります。サイトによれば右側の席に座れば景色ヤバイよ、とのこと。ただ2枚の写真が突っ込みどころ満載ですね。ショボいプロペラ機とそれに群がっている乗客、田舎のバスターミナルみたいなチケット売り場。ちなみにtakumiが空港の前を通ったときは滑走路に牛がいましたw
心配なのがフライトキャンセルで、なんせ「世界の屋根」パミール高原を通過するフライトなので天候によってよく欠航するとのこと。イスラマバードからギルギットヘのフライトみたいなものなのかも?どっちとも乗ったことないけどw

残念ながらフライトキャンセルの憂い目に遭ってしまった方は、次のフライトを待つのはリスクが高すぎるので陸路で行きましょう。乗合タクシーで行くことになりますが、所要時間はバラバラで最短だと真夜中ホーローグ着。途中の村で一泊する車も多いようでホーローグ着が昼ごろになることもあるようです。ここは弾丸旅行的にどうしても翌朝にホーローグに着かないとマズいので、運ちゃんに最短で着くよう念押ししまくりましょう。確実なのは車チャーター。ウン万円かかるでしょうが、アフガン入国のためには致し方ありません。ちなみに乗合タクシーだと約6000円。

フライトに乗れたラッキーなお方は、そのままアフガニスタン領事館に行ってビザを取って即突撃するのもよし、この日は休養日にしてしょーもないバザールなんかを見学するもよし。土曜出発の方はこの日領事館が休日なので、強制的に休養日ですね。
アフガンビザは当日100ドル(たぶん緊急発給)ですが、通常の50ドルでゲットできた方もいるようです。たぶん領事の懐がさびしくなると勝手に値上げするものと思われます。去年は領事館内ですべて手続きを済ませられたけど、今年から料金は銀行振り込みになった模様。


三日目(金or月)
前日アフガン入国できた方は、一日中ゆっくりお楽しみください。昨日を休養日に当てた方、領事館が休みだった方、あるいは一日かけてひーひー言いながら陸路で来た方は本日ビザ申請&受領&アフガン入国。金曜はイスラム的にお休みですが、たぶんこの日も開いてたような。


四日目(土or火)
アフガンゆっくりご満喫。滞在するのはシュグナン地域のバルパンジャ村。最安宿はたぶん25ドル。


五日目(日or水)
アフガンゆっくりご満喫


六日目(月or木)
アフガンゆっくりご満喫。この日ぐらいになれば村人全員が知っている超有名人になってるはず。


七日目(火or金)
涙涙のアフガンとのお別れです。タジキスタンに入国してそのままドゥシャンベ行きフライトに乗ってしまいましょう。国境から空港近いし。
ただ上のサイトによると、空港でチケットを買おうとしてもカオス状態で、ロシア語ができないと厳しいとのこと。代理店で買うのをレコメンドしてくれてます。てかアフガン入国前に買えるんですかね?もちろんちゃんと飛ぶかどうかはインシャラー。
飛べなかった方はやっぱり陸路です。翌日の深夜にドゥシャンベ発のため、途中で一泊できる余裕もあるはず。


八日目(水or土)
出発までドゥシャンベ観光。政府直々につくった趣味悪い系建造物やバザールとかをふらふらしましょう。深夜にウルムチへ出発。


九日目(木or日)
ウルムチで再度チェックインして出発、帰国の途へ。お疲れ様でした。


現地情報やさらに詳しいビザ情報は当ブログのタジキスタン情報アフガニスタン情報をご覧ください。



<費用>
タジキスタンビザ(14日間ダブル)―9000円
フライト:羽田―ウルムチ(往復)―約9万5000円
フライト:ウルムチ―ドゥシャンベ(往復)―約4万円
宿泊:ドゥシャンベ(2泊)―約4000円
フライト:ドゥシャンベ―ホーローグ(往復)―約2万円
アフガニスタンビザ(30日間シングル)―約1万円
宿泊:バルパンジャ村(4泊)―約1万円

計―約18万8000円+現地交通費、食費など


もちろんバルパンジャ村ではなくイシュコシムに滞在するなどアレンジも可能。タジク側、アフガン側のどちらもイシュコシムという町があり、アフガン側イシュコシムはパミールトレッキングの拠点になっているためそこそこ栄えているようです。また時間があればタジク側イシュコシムよりさらに奥のワハン回廊へも足を伸ばして欲しいものです。アフガンに負けず劣らずすばらしい場所なので。

念のため言っておきますが、ほんとにこのプランで行ったとしてアフガンに入国できなかった!とか日本に帰れなかった!というトラブルがありましても当ブログは一切責任を負いませんのでご理解ください。なんせすべてがてきとーなスタン系の旅なので、順調にいく方が珍しいのであります。特に冬は99%どこかでつまずくと思うw

さらに念のため言っておきますが、当ブログは決してアフガン旅行を奨励するものではございません。アフガニスタンで最も安全かつ簡単に行ける地域に行くプランをつくりましたが、国の全土に退避勧告が出ているし、いつこの地域の情勢が悪化しても不思議ではありません。タジキスタン側のホーローグもときどき銃撃戦があるようだし。また戦闘以外でも病気の蔓延や政治状況などで急遽国境が閉鎖されるリスクもあります。アフガン入国の際は常に最新情報を手に入れるように心がけてください。



・・・って長々と書いてきたけど、さすがにいないよなーほんとにアフガン弾丸旅行しちゃう変態って。いたらいたでその人とはうまい酒が飲めそうだけどw
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そうだアフガンに行こう。アフガニスタン情報!

※2015年4月追記:2015年2月より、ホーローグのアフガニスタン領事館にてビザ取得に日本大使館のレターが必要になったとの情報アリ。この通りなら、事実上ホーローグでのアフガンビザ取得は不可となり、観光ビザをまともに取れる大使館・領事館はゼロになります。行かれる方は十分な情報収集を!
※2016年8月追記:と思ってたら今夏知り合いからホーローグでアフガンビザ取得になった、との報告!ただ結局当日発給150ドルのみの選択肢しか与えられず、泣く泣く撤退したそうな(たっけえ。。)。やはり一度は断られたが交渉して面談まで持ち込み、無職なのを隠して会社員と装ったのがよかったのでは?とのこと。今後行かれる方は、嫌われない程度に粘ってみては?


外務省からクレーム来そうだなこのタイトルww


※レートおよび情報は2013年9月当時のもの


1アフガニ≒¥1.7


・まずどこから入国するの?
現在アフガニスタンに入国する旅行者はほぼ皆無だが、その数少ない旅行者が入る主なポイントは3つ。2つはタジキスタンとの国境で、ゴルノバダフシャン自治州の中心都市ホーローグからアフガニスタンのバダフシャン州シュグナン地域に入る国境と、その約100km南のイシュコシム国境。もうひとつはウズベキスタンのテルメズとアフガニスタンのマザリシャリフを結ぶ国境。タジキスタンのドゥシャンベからアフガニスタンのクンドゥースを結ぶ国境もあるが、クンドゥースの治安が悪いようなのでオススメできない。イランのマシュハドからアフガニスタンのヘラートへのルートもしばしば使われていたが、そのヘラートで今年日本人が襲撃されたらしくこちらも安全とはいえない。カブールも今年空港が攻撃に遭うなどいまだ治安が悪く、カンダハルなど南部地域は論外。というわけで入国するならやはり前者3つの国境からになりそう。
今回はホーローグからの国境(Tem-Demogan ティム-デモガーン国境)を利用。アクセスはいいがマイナーな国境で、なかなか情報がなかった。イシュコシム国境はワハン回廊へ向かう欧米人トレッキング客が利用し、アフガン側イシュコシム(両側ともイシュコシムという町がある)にはゲストハウスや旅行会社があるとのこと。どちらも国境付近の治安は安定しているが、さらにその奥へ向かうとタリバン生息地域にぶち当たるらしいのでほかの地域への移動は避けたほうが賢明。
状況が変わりやすい国なので、当然ながら事前の情報収集はしっかりと当たってくださいませ。

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赤点…ホーローグ国境(ティム-デモガーン国境)
青点…イシュコシム国境
黄点…ドゥシャンベ-クンドゥース間の国境
緑点…テルメズ-マザリシャリフ間の国境


・ビザ情報
簡単かつ確実に取れるのがタジキスタンのホーローグ(ホローグ)。アフガニスタン領事館(バザールから3番マルシュルートカで約5分、右手にある。安宿パミールロッジからバザール方面に徒歩20分。タジキスタン情報に地図あり)にて、月曜から金曜の9時オープン、クローズ時間不明。一ヶ月シングルビザが当日発給100ドル(所要20分ほど)、三営業日後発給50ドル。ただ当日発給で50ドルだった旅行者もおり、この辺はスタン系らしいいい加減さ。パスポート、パスポートコピー、写真、領事館でもらえる申請書と自己推薦書(セルフレコメンデーション、領事館にサンプルあり)が必要で、大使館からのレターは不要。なお日本でも取ろうとしたが原因不明の発給拒否にあった(詳細はこのページ参照)。最近までキルギスのビシュケクやタジキスタンのドゥシャンベでも取れたらしいが、日本大使館からのレターが必要になって事実上取得不可能になったらしい。ちなみにイスラエルスタンプがあったがノープロブレムだった。


・物価情報
シュグナン地域のバルパンジャ村しか滞在していないが、物価はかなり安め。ピラフ、シチュー、ナン、お茶の食事50アフガニ、ジュース小20アフガニ、ナン一枚10アフガニ、アフガン服一式600アフガニ、ショール150アフガニ。


・移動情報
○ホーローグ(タジキスタン)―国境…バザールから1番マルシュルートカでドゥシャンベ方面へ約10分。国境まで行かないマルシュルートカもあるので運ちゃんに要確認(アフガンとかモスト(ロシア語で橋の意味)とか言ってればおk)。国境はオープン時間不明~タジク時間16時クローズで土日休み。出国自体は特に問題ないはず。つり橋を渡ってアフガニスタン入国。この国境から行くと必然的にタジキスタンに戻ることになるので、タジキスタンのダブルビザが必須。

○国境―バルパンジャ村…イミグレで入国の際賄賂要求とか「複数人じゃないと入国させない」とかゴネられたので注意しませう。またここでパーミットを取得する必要があるとのこと(無料。イシュコシム国境は25ドルかかるらしい)。今回これを知らなかったせいで2回警察に捕まり、100アフガニも出してパスポートをコピーする羽目になった。国境を越えて少し直進し、道なりに右に曲がって1時間ほど歩けばシュグナン地域の中心バルパンジャ村に着く。

もうひとつの国境のイシュコシム国境についてですが、ホーローグからイシュコシムまではバザール裏の橋を渡った広場からの乗り合いタクシーで行く。所要3時間、40ソモニ。国境はタジク側イシュコシムから何kmか手前にあるので、そこで途中下車することになるはず。タジク側イシュコシムには三食付16ドルのゲストハウスが、アフガン側イシュコシムには三食付25ドルのゲストハウスがあるとのこと。


・注意することなど
当然だがパスポートをなくすとカブールの日本大使館に突撃する羽目になるので、カネはなくしてもパスポートは死守してね。またテロ的な意味で危ない目には遭わなかったものの、ゲイ疑惑の人に捕まりそうになったので念のため注意を。英語が話せる人はほとんどおらず、ロシア語もまったく通じないのでペルシャ語の会話帳を持っていくと役に立ちそう。親切な人が多いので言葉が通じなくても何とかなるけど。
今回入国する少し前まで、アフガン側でコレラが大流行したため4週間ぐらい国境が閉鎖になった。つまり、この時期にアフガンに入国していれば出国できず閉じ込められた可能性があるということ。実際この期間イギリス人旅行者が閉じ込められていたようで、ツイッターで嘆きまくっていた。このように予期しない国境閉鎖が起こるかもしれないということを頭に入れていたほうがいいです。
さっきも書きましたが大事なことなのでもう一度書きます。国が国なので、どこから入国するにしても情報収集は怠らないようにしましょう。おそらくロンプラの掲示板が一番参考になるでしょう。


・都市別情報
☆バルパンジャ Barpanja
安宿…確認できたゲストハウスは2つ。ひとつはアーガーハーン財団の宿で、三食付45ドルと高め。もうひとつはその近くにある三食付ダブル25ドル(アフガニ支払い可)の宿で、今回こちらに宿泊。ネットなし、ボットン便所、部屋は質素、シャワー見つからずとコスパがよろしくない宿だがド田舎なのでしかたない。なぜか冷蔵庫あり。オーナーのみ英語が話せる。バザールから国境方面へ10分ほど歩いたところにあり、アーガーハーン財団の宿はさらにもう少し国境方面。誰かにゲストハウスと聞けばどちらかに連れて行ってくれるはず。

買い物情報…村の中心にバザールがあり、アフガン風の建物でアフガン服を着た人がアフガン産のものを売っているので思いっきりアフガンな雰囲気が楽しめるはず。ここがこの村唯一の観光名所でしょう。

ネット情報…見た限りネット屋はなさそう。というかこの村にインターネット回線が通じてないと思われる。

両替情報…毎週土曜日にホーローグ国境のタジク側で開かれるアフガンバザールで、タジキスタン・ソモニからアフガニスタン・アフガニへ両替した。アフガンの村で両替ができるかどうか不明だが、両替所やATMらしきものは見なかったので、できるとしたらそのへんの商店で頼むとかになりそう。ホーローグの両替所でもアフガニスタン通貨は取り扱っていないようだった。



ではではHAVE A NICE TRIP!!

引き続きアフガンの田舎滞在。

9/17 アフガニスタン/バルパンジャ →(徒歩)→ タジキスタン/ホーローグ ホーローグ泊


コスパがよろしくない25ドルの宿に泊まり、アフガン2日目兼最終日を迎える。

客室は2階だった。お世辞にもきれいとはいえないボットン便所が外にあったので朝ションを済ませ、ふと1階の大客室を見るとおっさんやじーさんアフガン人が十数人集結していた。もちろん皆さん伝統アフガン服着用。この空間だけ別の世界のような感じがしてビビるw


皆さん陽気で感じのいい方々だったのでちょっと談笑。と言っても英語が話せる人はひとりもいないのでお互いジェスチャーとニコニコしかできない。
「今からどこ行くの(と言ってるように聞こえた)?ファイザーバード??」とおっさんAが言ってきたので「いやいや」と言いつつニコニコしてると、横のおっさんBが首を切られるまねをしてきた。ファイザーバードはここバダフシャン州の州都。やっぱりここから州都に行くだけでも十分危ないんだなー。8月にこのルートを通ろうとした外国人が殺害されたことを後で知った。


昨日買ったアフガン服を着て(一式1000円ぐらい)、あの前時代的バザールへ向かう。昨日も十分人の感じがよかったけど、服のせいか今日は昨日よりずっと声をかけられる気がするぞ。



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シブいじーさんたちに混じれて感無量ッス



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日本車天国




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日本ブランドを強調するために無理やり漢字っぽい文字を書いたと思われるw




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アフガンっぽい広告。識字率が低いから絵柄が多いのかな?西アフリカと同じ


ところがやはりいいことばかり起こるわけではない。バザールをふらふらしていると、警察署の前でなぜか警官に拘束されてしまった。

実は昨日も警官に捕らえられ、パスポートのコピーが必要だと言ってきた。この国は旅行するのにパーミットが必要だったり必要じゃなかったりと聞いていたけどシカトしていたので、そのせいかもしれない。とにかくそのときはその辺のコピー屋でコピーをとって事なきを得た。コピー代100アフガニ(約170円)自費で払わされたのが腹立ったけど。

しかし今回またしても拘束。警察署に連れて行かれパスポートを取られ、外に座らされるけど、何が原因かさっぱりわからない。拘束した警官に「何か問題あるの?」と聞いてもはっきりしないことをモゴモゴ言うだけ。じゃあ、と言ってパスポートを取り返そうとしても拒否。どうなってんのこれ。あーそういえばこの国統治組織の汚職がすごいって聞いたことあるなー。でもこんなド田舎の警察でもやらしいことやるのか?

警察署で1時間弱待たされた挙句(ちょうど道路をペンキで塗装する作業をやっていて臭いで気持ち悪くなった。。。)、今度はなぜか病院へ。理由を聞いてもやっぱりあいまいなことしか言わない。ところがそこへ偶然現れたのが、驚くことに昨日のゲイ疑惑の化学教師。なんという偶然、というか田舎すぎて人間関係が狭いだけかw


そのゲイ疑惑に通訳してもらうと、やっぱりまたパスポートコピーがいるとのこと。昨日払ったやーん、といっても融通が利かない。時間が惜しいのでさっさとコピーを渡してやっと解放。これでそのゲイ疑惑に助けてもらう形になったけど、何度も何度も「何を怖がってるの?何を怖がってるの??」としつこく聞いてくるので素直に感謝する気になれなかった。何も怖がってねえって、ただ限られた滞在時間をこのクソ警察に奪われたのが悔しいだけだって。


彼はまたガイドを申し出てきたが丁重に断り、歩いて村の先にある集落を目指すことにした。とにかくこの頭悪いダメポリスから遠くに離れたかった。一般人はいい人ばかりなのに、、、やっぱアフガン旅は順風満帆とはいかないなあ。


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店に貼ってあった、北部同盟の英雄マスードさんの写真




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クソな警察と違って兵士は超フレンドリー




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やっぱり雰囲気は完全にタジキスタン側のそれと同じ。そしてバルパンジャ村と比べると保守的なためか、やっぱりちょっと人の愛想が消えた気がする。国境に入ってすぐに同じことを感じたのもこれが理由だったのかも。



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またバルパンジャ村のバザールへ戻る。そういえばバザールはいつもうじゃうじゃ人がいるのに女の人の姿がまったく見えない。これまでイランとかイラク、パキスタン、モーリタニアといったガチガチイスラム国に行ってきたけどこんなに女の人が目立たない国はなかった。一回だけすれ違ったけど、目すら出していない完全覆面状態だったのでゾーッとしてしまった。


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ナン屋さん。焼きたて一枚10アフガニ(約17円)!
アフガンナンはほかのスタン系のナンと違って薄っぺらい。インドのやつに似ている。




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黄色い袋は塩。国旗と地図を前面に出してアフガン産をアピール



いつの間にかやっぱり後ろに野次馬ガキンチョがずらずらくっついてくる。で、やっぱりカメラを向けると嫌そうな顔をして逃げていく。


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土産になるものを探してみたけど、観光地とは程遠いド田舎なので国旗とかすら見つからない。なんとか雑貨屋(といってもバザールの店はほぼ全部雑貨屋、というか何でも屋。靴と果物が同じスペースで売られてたりw)で国旗シールを見つけ、これを購入。すると心優しい店員さん、「スイカあるから店上がりな」とかいっていきなりスイカをまるまるプレゼントしてくれた。店でスイカを食らう東洋人という構図がよほど激レアなようで、一気に店の前に野次馬ギャラリーが集まってしまった。おれアイドル状態。いいじゃん楽しくなってきたじゃん。



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しかし今日の夕方までに国境を越えてタジキスタンに戻らなければならないため、もう時間がない。楽しすぎたバザールに別れを告げ、昼ごはんを食べるため一旦宿に戻る。宿にはなんと日本人のバックパッカーの方がいらっしゃった。アフガンの、しかもこんなド田舎にやってくる旅行者なんてよっぽどの物好きでヘンジンばかりのはず。あ、自分も人のこと言えないかw そんなわけでディープな旅トークで盛り上がる。

この方は50ドルでアフガンビザ即日発給だったとのこと。おれ同じ条件で100ドルも払ったのに。。。 国境にしろ警察にしろそしてビザにしろ、ほんと全てにおいてテキトーだわこの国。


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アフガンメシはタジキスタンのよりずっとまともな気がしたよん


見事な田園風景を見ながら国境へ向かうと、なんか村人が集まっており音楽が聞こえてくる。タジキスタンで2回も経験したためこれが何かすぐわかった。なんとまた結婚式に遭遇してしまったYO。おれどれだけ日ごろの行いがいいんだかw


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近づいていくと当たり前のようにご飯をくれた(が、当然お酒ナシ)。そして当たり前のように「寄ってけ寄ってけ」と言ってくれたが、これから出国する予定なので泣く泣くお断り。今週末にタジキスタンの首都ドゥシャンベ発のフライトがあるのであまり余裕がないのだ。無理をすればもう一日か二日ぐらいアフガンに滞在できるけど、またコレラ大流行とかでいきなり国境を閉鎖されたらたまらんので出国できるときにしておきたかった。少し前コレラでアフガン国境が閉鎖されていろいろ情報収集をしていたとき、アフガン側に閉じ込められてしまったイギリス人旅行者がツイッターで嘆きまくっていたのを思い出す。こんな事態になると絶望というしかないよな。


国境はタジク時間の16時にクローズ。その10分前に何とか間に合った。



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アフガン最後の一枚



国境の見張りの兵士は堂々と昼寝していた。ほんと大丈夫かよこんな国境で。。。

イミグレの役人はちゃんと起きていたので、パスポートを渡してまたアラビア文字がクネクネ書かれた怪しいスタンプを押してもらう。今度は賄賂請求もなく問題なく出国完了。


そしてつり橋を渡り、タジキスタンに再入国。こっちもアフガン側ほどではないけどやっぱりユルユルなままだった。裏を返せば平和な国境ってことだからこれでいいのか。このユルユル具合がいつまでも続きますように。



さてたった2日間のアフガニスタン滞在。当たり前のことだけど、危険とかリアル北斗の拳状態とかそんなイメージが付きまとう国でも、あきらめずに探し続けていればどこかに安全に旅できる道がある、ということを得たのが大きい収穫。そしてやっぱり当たり前のことだけど、情報がほとんどない状態で現地人も外国人慣れしていない地域に行ってみると感動の度合いもものすごく大きい。今回のアフガン旅がまさにそんな感じだった。人に教えてあげたいような、でも穴場にしておきたいような。いや、人に教えても実際に行く人はほとんどいないかw

バックパッカー天国だった面影がいまやまったく消え失せてしまったアフガニスタン。国境近くに少しだけ滞在しただけとはいえ、実際に足を踏み入れ、それだけではなくアフガン文化にどっぷりつかることができて大満足としか言いようがありませぬ。スタン系のトリを飾るのにふさわしい国はここしかないでしょう。ありきたりな言葉だけど、一刻も早く全土に平穏が訪れ、深夜特急時代のようにフツーに旅できるようになるのを願わずにはいられません。

General Information of Afghanistan

アフガニスタン Afghanistan            takumi53番目の訪問国(今旅5番目)


国旗
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正式名称 アフガニスタン・イスラム共和国 Islamic Republic of Afghanistan


首都 カブール(人口350万 横浜市とほぼ同じ)


5大都市 カブール、カンダハル、ヘラート、マザリシャリフ、クンドゥーズ


面積 65万km2(日本の約1.8倍)


人口 3100万(日本の1/4)


民族 パシュトゥン人が約半数。その他タジク人、ハザラ人、ウズベク人など


宗教 イスラム教スンニ派が多数。少ないながらシーア派も


言語 パシュトー語、ダリー語


通貨 アフガニ 1アフガニ≒¥1.7  


時差 日本と-4.5時間


ビザ 必要。簡単かつ確実に取れるのはタジキスタンのホローグにあるアフガニスタン領事館。


第一印象 人は親切だが、最初は無愛想で印象が最悪だった。保守的な村だったのか、それともめったに外国人が来ないからただ単にシャイだったからなのか。。。


泣く子も黙る修羅の国。さまざまな民族が行きかう土地柄だったので他民族に攻め込まれやすかったのと、国土全体が山岳地帯で他地域との交流が少なく部族の力が強かったことから建国から今に至るまで紛争が絶えず、イギリスやソ連でさえ逃げ出した。今もアメリカが泥沼状態に陥っている。このことから大国の墓場といわれているとか。
一般的に国民はアフガン人としてひとくくりにされがちだけど、実は多民族国家で、主民族のパシュトゥン人をはじめペルシャ系のタジク人やテュルク系のウズベク人とトルクメン人、変わったところではモンゴル系で東洋人顔のハザラ人など民族は多彩。言語もパシュトゥン人の言葉パシュトー語と、それ以外の民族が使うペルシャ語の一種ダリー語にきっちり分かれている。
今はまったく想像が付かないけど、はるか昔の深夜特急時代にはバックパッカー天国だったらしい。もちろん今は旅行者はほぼ皆無。というかアフガンへ旅行に行くといっただけで周りからキ○ガイ扱いでしょうw 外務省の安全情報の地図も全土真っ赤(つまり国土全域が退避勧告)。調べてみると、現在国土全体に退避勧告が出されているのは、こことシリア、イエメン、ソマリア、マリ、中央アフリカ共和国。そうそうたるメンツですな。
takumiにとってはここがスタン系最後の国かつスタン系のラスボス。ポケモン界のミュウツー、マリオ界のクッパ、カービィ界の、、、もういいや。とにかくこの旅でどうしてもはずせなかった国。しかしそんな芳しくない状況なので、チキン旅行者なtakumiはタジキスタン国境の村に一泊だけしてさっさと退去します。もともと旅行者に優しい国といわれていたアフガニスタン、その魅力を短期間滞在で感じることができるのでせうか。ま、とりあえずまず考えるべきは安全第一でしょう。

入国拒否疑惑とゲイ疑惑、いきなりドタバタのアフガン滞在。

9/16 タジキスタン/ホーローグ →(徒歩)→ アフガニスタン/バルパンジャ バルパンジャ泊


アフガンバザールに行った時と同じく、マルシュルートカを乗り継いでアフガン国境へ。この国境は正式にはティム・デモガーン(Tem-Demogan)国境というらしい。イミグレに行く前にはでかい扉が前にあった。いかにもスタン系のラスボスの入口らしい頑丈な扉が。


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takumiの少し後に、現地人のハゲたおっさんとその奥さんらしい女性が到着。スーツを着ていて英語ペラペラなところを見ると、結構な地位についてそうな人だ。ほどなく扉が空いて、イミグレへ。

イミグレの役人も英語ペラペラで、「え、君もしかして全部の国行くつもりじゃないのw」とか言ってくる。


さてここからパンジ川にかかる100mほどの吊り橋を渡るとついにアフガニスタンの地。吊り橋はちょうど真ん中でタジクカラーとアフガンカラーに塗り分けられていた。その国境はピリピリした空気が張りつめ、いかにもこれからアフガニスタンな雰囲気、、、


ではなく、いたってユルユル。犬がデデンと寝そべり、鶏がトコトコ歩いている、平和極まりない雰囲気だった。あー、ここってほんとにアフガン国境でいいんだよねw



吊り橋をわたって、ついに夢にまで見たアフガニスタンの地へ。さすがにここまで来ると緊張感たっぷり、、、


ではやはりなかった。ボロボロの柵の下をくぐって橋を渡り終えると、小屋から出てきたのは弦楽器を弾いているオッサン兵士。何なんだこの国境、楽器を弾きながら兵士がお出ましした国境なんて初めてだぞw



そんなわけでルンルン気分でイミグレへ。ところがここでスタン系のラスボスの怖さを思い知らされることになった。


イミグレにいたのは英語が話せないヨボヨボおじいちゃん兵士たった一人。ったくなんでこんなオッサンとかおじいちゃんにばかり国境の警備任せるのよ。タリバン攻めてきたらオシマイじゃねーかよ。
そのおじいちゃん兵士、いきなりこちらを見て指と指をこしょこしょしてきた。

「ウッ、、、いきなりの賄賂要求。。。」


言葉が通じないので、ここは笑ってやり過ごす。



さっき会ったスーツの中年男女が入ってきて、そのまま手続き完了。ところがtakumiのパスポートはその辺に放置されたままで、いつまでたっても手続きが始まらない。スーツ女性が「このおじいちゃんダメよねえ、英語話せないもんね」と話しかけてきてそのまま迎えの車に乗って行ってしまった。


それと入れ替わりに、英語が話せる普段着のアフガン人男が二人入ってきた。そして「あんた一人か?招待してる団体はあるの?なかったらスタンプ押してくれないよ」


ひょーーースタン系制覇を眼前にまさかの入国拒否ですかああああ!!!



最悪引き返してここから3時間のイシュコシム国境で再チャレンジという選択肢もあったけど、イシュコシム国境がオープンしている保障はなかったし行くのがメンドクサイ。なんとかしてここを突破しなければ。


「でも友達の外国人旅行者ここ通って行ったんだけど」「そりゃ複数だったからよ、一人じゃ危ない」「じゃあ向こうで知り合いをつくったらいいんでしょ」「いや、というかそもそも言葉通じないでしょ」「パスポート見てや。今まで50カ国以上行ってきたしその中には全く言葉が通じない国もあった。言葉なしでもコミュニケーションできるのよ」


一人じゃ危ないという向こうの言い分も一理あったけど、おじいちゃん兵士の最初のアクションから確信していた。これはカネ渡したらいけそうなやつだなー。でもせっかくだからできるだけ粘ってみよう。


言い合いが終わると、男ふたりとおじいちゃん兵士が何かゴニョゴニョし、そのあと男の一人がパスポートを持ってコピー機へ向かった。おお、ついに折れたか。

そしておじいちゃん兵士がアフガンビザを確認し、パスポートにアラビア文字がクネクネしている怪しいスタンプを押して、その上から入国日らしいペルシャ数字を書き込んだ。この瞬間、2年がかりの目標だったスタン系制覇がやっとのことで達成!ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス(キルギスタン)、パキスタン、カザフスタン、タジキスタン、そしてアフガニスタン。愛すべきスタン系の旅もついに最終章に突入した。



しかし、半分内戦状態にある国の国境がこんなにグダグダでほんといいんだろうか。。。


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カブールナンバー


国境から少し歩くと小さな村に出る。見た感じ、川の向こうのタジキスタン側と変わったところはない。ここはアフガニスタンのバダフシャン州、タジキスタン側もゴルノ・バダフシャン州(ロシア語で山岳バダフシャン州の意味)で、名前からわかるように文化圏が同じ。しかもアフガン側、タジク側どちらもシュグナン地区で、言語も同じ。タジク側シュグナン地区の中心は先ほどまでいたホローグで、これからアフガン側シュグナン地区の中心のバルパンジャ村に向かっていく。

ここバダフシャーン州はタリバンに支配されなかった唯一の州であり、北部同盟のマスード司令官もここで活躍したとのこと。結果、この州のタジキスタン国境近くはアフガニスタンで最も安全に旅行できる地域といわれている。しかし州都ファイザーバードへの道すらタリバン生息地にぶつかるらしく、うかつにウロウロできないようだ。takumiもチキン旅行者なのでアフガン内部へ潜入するつもりはまったくなかった。もし何かあったら家族もろとも各方面から袋叩きだもんね。そういえばキルギスの南旅館で団欒していたとき、ほかのゲストの方々に「一応アフガン行き止めとけって言っておくからね。もしアフガンで何かあったら南旅館の名前がtakumiホテルになるよ。コーダホテルみたいに」って言われたっけw

そうはいっても万一パスポートを紛失したらそのままカブールに逝ってらっしゃいなので気をつけなければ。イラクのクルディスタン自治区でも同じような心配してたなあ。ここからカブール行くのとクルディスタンからバグダッド行くのとどっちが危ないんだろう。


ありがたいことに今のところ危険な臭いはまったくなく、平和そうな田園風景が広がっているだけ。


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やがて下校中らしい女子小学生の集団と先生っぽい男の人に出くわす。さすがガチガチイスラム国、みんな被り物をかぶっている。これイランぐらいしか見たことない光景だなー。でも女の子がフツーに教育を受けてるってことは少なくともタリバンの影響はないってことかなあ。
とりあえずお決まりの挨拶「サラーマレイクム」と言ってみる。タジキスタンでは返答率100%で、さらに「うち来てお茶でも飲んで行かんしゃい」と言われる率が30%ぐらいだった。


・・・しかし小学生はこちらをジーっと見たまま総シカト状態。先生すら何も言ってくれなかった。アレ?


いやガチガチイスラム国だし女の人が保守的なだけかもしれん、と思ってすれ違ったおっさんたちに挨拶しても華麗にスルー。さらにそのあと出くわした男子小学生軍団に声をかけてもガン見してくるだけで反応はまったくなし。

えーなんなのよこれ。アフガン人は親切で無償の愛あふれるって評判なのに完全に期待はずれじゃないすか。新宿か渋谷の駅前で上半身裸になってたらこんな気分になるのかなあ。この「アイツ頭おかしいんじゃね?」と冷たい目で見られてる感じ。

期待しまくっていたアフガニスタンの第一印象は最悪以外の何物でもなかった。


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それでも何とかアフガン人にお近づきになりたいので、小学生の先生に「バザールってどこ?」と聞いてみる。すると「どっから来たの?」「旅行者?」とか、やっとまともな会話ができるようになってきた。



国境から一時間ほど歩くとバルパンジャ村のバザールが見えてきた。先ほどここはタジク側と言語も文化圏も同じで風景があまり変わらないって書いたけど、バザールを見て思った。いやいや川挟んだだけなのに全然雰囲気違うやんけ。

バザールはボロボロの掘っ立て小屋でできていた。戦争映画にでも出てきそうな、今までどの国でも見たことがないような景色。そして歩いているアフガン人はほとんどテレビで見るような伝統アフガン服を着ている。なんかすごいところに来てしまったぞおおおお。。。



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家具屋?アフガンのIKEA


気が付いたらさっき総シカトしてきたガキンチョたちが後ろからぞろぞろついてきていた。声をかけるとやっぱりシカト。写真を撮ろうとすると嫌そうな顔をして逃げていく。で、歩き始めたらまた付いてくる。いやいや外国人慣れしてなさすぎでしょうよ。実際今まででここに来た外国人旅行者は数えるぐらいだと思うけど。


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短髪の子が多い。アフガンカット?


もう昼ごろだったので、人に聞きまくって食堂に連れて行ってもらう。道を聞いても誰もスルーせず、ちゃんと店までつれてってくれた。お、やっぱいい人いるじゃんか。


食堂はかなり質素。やっぱりタジキスタンのとつくりが違う。


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肉つきピラフとシチューとナンとお茶で50アフガニ(約80円)。物価やすっ。
アフガン通貨はおとといのアフガンバザールで手に入れていたので問題なし


けれどなぜかちゃっかりテレビがおいてあった。ニュースキャスターはやっぱり黒い被り物をかぶっている。
店の主人やお客に「これってカブールのテレビ?」と聞くと「そうそう」。ここでやっとアフガニスタンに入ったことをはっきり実感できた。


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やっと現地人とちゃんとコンタクト取れるようになってきましたぜい


外に出たらまだ無愛想なガキンチョ軍団が待ってくれていたw


さてメシの次は宿。ホローグの宿で会った南ア出身のトラベルライターに宿情報を聞いていたが、「バザールに安宿があるけどドアを開けた瞬間テリブルすぎて泊まる気が失せてね、結局現地人に頼んでホームステイさせてもらったよ」と言っていた。トラベルライターで旅行経験豊富なはずなのに泊まる気失せるってどんな宿なんだろ。

そこらへんの人に聞いてみると、教えてくれたのはバザールと離れた宿だった。その人もちゃんと宿の前まで送ってくれる。ただいまアフガン人のポイント急上昇中。


教えてくれた宿はホローグでも活動していたアーガーハーン財団が経営する宿でかなり清潔。でも一泊45ドルということで予算オーバー。しかしここで国境で会ったタジク人中年男女と再会し、なぜか再びランチをいただくことに。。。


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アフガン産らしい謎のコーラ。ミネラルウォーターも国産だった


もっと安い宿を聞いてみると、すぐ近くに25ドルの宿があった。個室だけどあるのは壊れそうなベッドだけで、トイレはボットンだしシャワーもなさそう、コスパは完全に終わってるけどいける宿だった。これでテリブルなバザールの宿に泊まる必要はなくなった。



もう一度あの前時代チックなバザールに向かっていると、農作業中のおっさんたちからお呼びがかかる。お、これワハンのデジャビュだ。


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やっぱりお茶とお菓子のオモテナシキタ━(゚∀゚)━!


言葉がちんぷんかんぷんであたふたするところだったけど、おっさんの一人がなんとか英語を話せたので最低限の意思疎通もできた。この人たちの母語はホローグと同じシュグナン語と、アフガニスタンの公用語のダリー語。takumiはダリー語に近いペルシャ語なら数字程度だったらわかるけどもちろん会話お手上げ状態。あと「ウルドゥー語話せるか?」って聞かれたけど話せるわけねえよそんなもん。


いやいやでもでも、ついにアフガン人のホスピタリティが本領発揮してきましたYO!



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パキスタンのデコトラ要素がちょっと入ってるトラック



さて、バザール散策しましょ。




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このオッサンからスカーフ購入。150アフガニ(約250円)なり




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そしてこのじーさんがターバンにして巻いてくれたw


やはり21世紀とは思えないようなものすごい雰囲気。タイムスリップとかアナザーワールドといった言葉が頭に浮かんでくる。すぐそこにタジキスタンの国境があるのに、別世界だよほんと。



というか今度は大人まで集団になって後ろをゾロゾロ付いてくるんですけど時間の無駄なんでいい加減やめてもらえませんかねw 暇人多すぎww


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商品というより難民キャンプにある救援物資の山と言ったほうが正しそうw



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そして国境に近いのに、ほぼすべての商品が国産であることに気づく。毎日毎日タリバン生息地帯を通って運ばれてくるのね。想像も付かないけど。。。

しかしやはりタジキスタンよりも貧困さを感じた。タジキスタンも旧ソ連最貧国と言われてきたけど、やはりこの国は格が違う。だって国が成立してから戦争につぐ戦争だったもんなあ。つい最近までコレラが流行して国境閉鎖していたんだし。
この地域はタジク国境近くだしまったく戦争状態にないからましなほうかもしれない。タリバン支配地域とか戦闘地域はどうなってるんだか。外国人が入ったら一撃必殺だろうから確かめようがないけど。


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ほかの村への乗り合いタクシーもあるみたい。車は9割ハイエースかカローラ




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日本車万歳!・・・あれ?


ハイテンションでバザールを歩き回っていると、英語ぺらぺらの男の人が話しかけてきた。ガイドをしてくれると言う。無償の愛あふれるアフガン人のことだからどっかの国みたいにお金請求なんてないだろうし、こっちは遠慮のカタマリなんてとっくに消えてきるのでお言葉に甘えてしまう。カブールで化学教師をしていたが実家に戻ってきたとのことだった。


やたら高頻度で「マイフレーーンド、アイライクユー」と言ってきたが、そのときは何やこの人ちょっと気持ち悪いなあと思っただけだった。


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左の人が問題の化学教師


最後に家に案内してくれることになった。とっくの昔に遠慮のカタマリは消えてきるのでそのままついていく。家ではお決まりのようにお茶とお菓子を出してくれた。

そしてこの家に泊まっていけ、と言ってくる。そうは言ってもこちらは宿に帰らないといけない、荷物もそこにおいてある。そう言うと、すんなり引き下がるどころか"No problem for us! Please!"と訴えてくる。あれれ・・・


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問題の現場


そのまま5分ぐらい押し問答が続く。最後のほうには泣きそうになっていた。


予想外の展開にポカーンとしていると、いきなり話が変わった。「君の大学のクラスにはバイはいるの?」「僕はバイだ」


「あっ・・・(察し)」



もちろん退去しましたよええ。丁重なお礼を言って。彼は最後まで付いてきて、結局宿の前でお別れとなった。


いやー去年イランで耳たぶをかまれた以来ですよ。あ、フンザでやたら週何回シゴくか聞いてくるおっさんに会ったけどその人も怪しかったか?まあとにかくそんな経験をするのはイスラム圏ばかり。イランで同性愛が発覚すれば死刑ものだし、アフガンでもそうかもしれない。「死を覚悟しても愛する」という言い方をすればカッコイイけど、当事者にとったらたまったもんじゃねえよ。。。


そんなわけで、アフガニスタンでタリバンではなくゲイに襲われそうになったというオチでした。ちゃんちゃん。

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Author:takumi
関西の某外大を卒業して日本社会の荒波へ、しかしまだまだ旅中毒末期患者。モラトリアム期間をなんとかして延長したい。。。

 

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